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No.131
樹 なつみ いつきなつみ
*オフィシャルサイト「なつみ缶」
欲しくなったので買いに行く ・・・>Amazon.co.jpアソシエイト
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いずれも初期の作品で
「男と女に捧げるコメディー」「トランシルバニア・アップル」
(花とゆめコミックス、前者は絶版)の存在が発覚。詳細情報お待ちください。
↓↓↓↓↓↓↓↓詳細情報 着!! 投稿を頂きました↓↓↓↓↓↓↓↓

「トランシルバニア・アップル」

トランシルバニアアップル、私はこれで樹なつみにはまりました。
財産争いの末、パリスの審判を模してゴージャス大姉・知性派姉・アバンギャルド末娘(なんたってパーティ行くのに頬にトカゲを描いてる)の従姉妹3姉妹のお供でお貴族様のお屋敷に行くことになってしまった青年。
けれど、ハンガリーの由緒正しい大貴族の若き黒髪当主は、父親と同じ金髪をしたその青年にばかり関心を示す、血液嗜好症だった…。
こんな話だったと思うのだけど、(原本がないんで、名前も思い出せない…)トラウマ背負った哀れな青年貴族が、髪だけは父親によく似た、初めての同年代の友人に見せるあの可愛らしさ…。
不憫で不憫で、でも今思い出すと、ちょっと七地と闇己を思い出します。救いのない、バージョン。
でも、読んだ当時はなぜか、『カルキのくる日』のラストシーンを思い出したのでした。         (00/8/20惣)
□■□ある日の掲示板■□■
今回アップされてた樹先生の『トランシルヴァニア・アップル』 わたしも好きです。残虐なのに寂しげなマクシムが最後に自分の血を見てほほ笑むシーンは胸にくるものがありますね。ちなみに『男と女に捧げるコメディ』は男女4人組他が織り成すドタバタ学園コメディです。(00/8/20過去ログ69-3412やの)
『男と女に捧げるコメディ』、タイトルが「…に捧げるコメディ」で統一されたシリーズ物でしたね。私は「めぐみちゃんに捧げるコメディ」が好きでした。でも、細かいところは忘れてしまった…。 「樹なつみさんはデビュー当時はコメディを描いていたのよ」と言うと、 大概の人が驚いてくれます。 (00/8/21過去ログ69-3414SF)


マルチェロ物語全8巻   情報・感想お寄せください


【出版社】白泉社 【発表年】1981年より連載 【サイズ】新書版【その他】花とゆめコミックス/同時収録:第2巻「芸術家たちの秋」「芸術家たちの春」第3巻「フェアリー★ガゼール」「エンジェル・ガゼール」「キャンディ・ガゼール」第8巻「窓」/「愛蔵版」同じく白泉社から上下2巻
【感想】
*   「世界中の女たちが憧れてやまないモードの神殿」パリ・オートクチュール。それがこの「マルチェロ物語(ストーリア)」の舞台。設定・人物・展開いずれも魅力的だが、何よりもひきつけられるのは他でもない主人公マルチェロ。そしてこれは、彼の青春を描いたものだと思う。悩み、求め、傷つきながら、「おれはどうしたいのか」「おれがおれであるためには」を突きつめていく。いわゆる青春ものとは一味も二味も違うスパイスの効いた、マルチェロの青春物語だと思う。(雁99/3/22)
   15歳のイタリアの不良少年マルチェロ・マルロウは、パリ・モード界の帝王デルモネに見出され、粗野な野性的な悪ガキから、トップモデルとして磨きあげられる。ただし、男性モデルではなく、美しい女装のモデルとして。パリのモード界を舞台に繰り広げられるさまざまな人間模様。マルチェロを愛した映画女優ヴァレリイと、彼女を愛したマルチェロの親友イアンの報われない恋のお話が切なくて印象的でした。樹さんの作品の中では、このとっても人間臭い作品が一番好きです。(TC99/5/5)
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朱鷺色三角 全5巻   情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社
【発表年】
第1巻(初出昭和59年LaLa8〜9月号+書き下ろし)初版1985年8月25日
第2巻(初出昭和60年LaLa10〜昭和61年1月号+書き下ろし)初版1986年3月25日   
第3巻(初出昭和61年LaLa2〜昭和61年5月号、昭和61年Wendy3号)初版1986年6月25日
第4巻(初出昭和61年LaLa6月号〜10月号)初版1986年11月25日
第5巻(初出昭和61年LaLa10月号〜昭和62年2月号)
【サイズ】新書版【その他】花とゆめコミックス
【感想】
*   高校生・霖と同い年で従兄の零、年の離れた従妹の蕾。この三人と彼らの持つ「(超)能力」を中心に話は進みます。が、私が何よりこの話に惹かれたのはキャラクターの魅力でしょう。霖や零がカッコイイのは勿論(笑)、彼らに関わる人々の台詞やシーン、蕾の行動にドキッとします。それが心温まる時もあるし、悲しい時も。最終巻収録の番外編、霖の両親を描いた「ラヴ・ストーリィ」は必読。(jakomaru99/2/28)
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エキセントリック・シティ全1巻  情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社 【発表年】1989年1月25日 第1刷発行(詳細は「あれこれ参照」) 【サイズ】新書版【その他】花とゆめコミックス
「エキセントリック・シティ」昭和61年 Candle Vol.3(エキセントリック・シティ'86改題)掲載
「プラチナ・キラー」昭和62年 Candle Vol.6掲載
「樹のマンガをよんだ事のない奴には全くわからん物語」書き下ろし
【感想】
*   元刑事でとーってもワイルドな探偵(♀)と遊ぶ金欲しさにバイトに来た大学生(♂)のお話。探偵ものと言っても小賢しい謎解きミステリーではなく、派手な立回りで解決していくのが樹なつみのキャラらしい。舞台はサンフランシスコだが下町江戸っ子義理人情な感じ(笑)キャラの設定からすると「朱鷺色」シリーズと同時代、アナザーストーリー。樹なつみの好きな人におすすめです。(jakomaru99/3/7)
■ある日の掲示板
「エキセントリックシティ」好きですねえ。つづきが読んでみたいな。名コンビだと思うんだけどなあ。主人公の男女二人が。テンポがいいんだ。なにせ。シスコの雰囲気もよく出ていて。あれ読むとシスコに行きたくなるよね。…もっとも実際には「エキセントリックシティ」ってより、もうちょっとノンビリとした気がするのだけど??(他の西海岸の都市に比べて…。ロスとか…)
「マルチェロストーリア」の頃は、絵があらいけど、あの生臭さがいいですよねえ。作品全体から香る荒っぽさというか…。それがまたマルチェロの荒っぽさとマッチしてさ。
今は「八雲立つ」ですね。実はMoriは最近「八雲立つ」に飽きてきちゃった。なんだろな〜、主人公が丸くなってきちゃったからかな?<くらきくん
「OZ」はまったく名作だと思います。夢中になったな〜〜。「こっ、こいつは面白い!」ってね。絵が完成されてるし、ストーリー的に、オトメ心を刺激するネタがばらまかれているんですよね。ムトーがまたかっこいいしさ。お、「花咲ける青少年」もよかったな。美少年てんこもりで。(笑)(Mori99/3/23)
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花咲ける青少年全12巻  情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社 【発表年】マハティ編(第1巻収録)昭和62年LaLa4〜5月号本編 平成1年LaLa10月号〜平成6年LaLa10月号掲載 【サイズ】新書版【その他】花とゆめコミックス
【感想】
  初めて読んだ樹なつみ作品は「朱鷺色三角」だったかと。あれから10数年経ち、再び作品を読み出して一番気に入っているのは「花咲ける青少年」。オカルト・超日常物が好きな私にとっては以外なんですが。まぁ、貴族だ王子様だ財閥だ自家用ジェットだってのはか・な・り超日常的ではありますね…イイ男が目白押しの中で、私もjakomaruさんと同じく倣立人が好き♪黒髪のオリエンタルハンサムが好みなのよ--。(2003/6 玲麟)
   ヒロイン・花鹿の夫探しゲームという形で始まるだけあって、あなたはどのタイプがお好き?と言わんばかりにイイ男が次々と登場する。しかも性格に心に出自環境にとクセを持つ個性派揃いで飽きない。そんな彼らと花鹿が出会い互いに変化成長していく様の感情が細やかに描かれている。個人的にはチャイナ系・倣立人がお気に入り(笑)。尚、第1巻冒頭には本編(花鹿)編のルーツとも言えるマハティ編が収録されている。(jakomaru99/3/28)
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パッション・パレード全6巻  情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社
【発表年】
第1巻(初出昭和62年LaLa6月号〜9月号)初版1987年10月25日
第2巻(初出昭和62年LaLa10月号〜昭和63年LaLa1月号)初版1988年2月25日
第3巻(初出昭和63年LaLa2月号〜6月号+描き下し)初版1988年7月25日
第4巻(初出昭和63年LaLa7月号〜10月号+描き下し)初版1988年12月25日
第5巻(初出昭和63〜64年LaLa11〜1月号、平成1年2月号+描き下し)初版1989年5月25日
第6巻(初出平成1年LaLa4月号〜7月号)初版1989年9月25日
【サイズ】新書版【その他】花とゆめコミックス/朱鷺色三角の続編
【感想】
*   タイトルは変わっても全くもって「朱鷺色三角」の続き。ただし、舞台は霖がパスケ留学した米国へ。今度は「恋愛」と「バスケ」「友情」編というところでしょうか。ああ、青春だなぁ、等と思いつつも一気に読めます。絵も連載中ごろから現在のシャープな感じになり、霖と零の魅力満開です(笑)クライマックスの零の台詞に感動。(jakomaru99/2/28)
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OZ 全4巻   情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社
【発表年】
第1巻…平成2年(1990年)3月31日第1刷発行
*1988年LaLa増刊AUTUMN CLUB 11月10日号1989年LaLa増刊SUMMER CLUB 8月10日号 掲載。
第2巻…平成2年(1990年)7月31日第1刷発行
*1989年LaLa増刊AUTUMN CLUB 11月10日号
*1990年LaLa増刊WINTER CLUB 2月10日号
*1990年LaLa増刊SPRING CLUB 5月10日号 掲載。
第3巻…平成3年(1991年)7月31日第1刷発行
*1990年LaLa増刊ララダッシュ 2月10日号
*1991年LaLa増刊ララダッシュ 5月10日号 掲載。
第4巻…平成4年(1992年)9月2日第1刷発行
*1991年ララダッシュ 8月10日号
*1992年LaLa4月号、6月号 掲載。
【サイズ】A5版【その他】JETS COMICS
【感想】
* 始めて読んだ時すごいショックでした。今、メロディに特別篇を掲載中ですね。なぜいまOZなのかと思って読み返し、お決まりの涙ぼろぼろでした。そして気付きました。サミットですね。現在サミット開催中のサバナって、OZの冒頭に出てくるサバナ基地のあるところじゃありませんか? でも、それにしては、新刊書の本屋さんにOZが並んでない。白泉社さん何考えてるの!!せっかく今刊行中の雑誌に新編載せたんだから、単行本の方も売らなくっちゃ!
 それにしても、これはハリウッドの実写映画で見たいです。ハリウッドのエージェントって、漫画まではチェックしてないのかしら。ムトー役、ケイン小杉じゃ無理かしら。身体能力抜群でベビーフェイスで、セックスアピールもある俳優、日系だけじゃなく香港映画のスターにまで手を広げたらいるんじゃないかしら。パメラ役がぴったりの女優さんていくらでも居そうですよね。ぜひ実写で見たいです。(ふぃりしあ)
 *はじめてOZを読んだときは、衝撃を受けました。まるで映画を漫画にしたようなストーリー。OZなら映画化も可能な作品です。樹先生の本の中では、OZが一番好きです。OZの世界は、この先私たち人類が誤った道を歩み始めたときの警告のようにも思えます。フィリシアが飛行機の中から、爆発を目の当たりにし泣き叫ぶとこや、クライマックスでフィリシアがムトーと同じ年になって再会したとこ、19が「機械」にはできないはずの自殺をしたとこなどは本当に涙ぼろぼろでした。(2003/8/3 piyoko)
*   まず、少女漫画でありながらこれほど大胆なSFを描ける人がいた!しかも女性で!ということに驚き興奮し、読後は映画を見たかのような気分でした。「オズの魔法使い」からファンタジックな物語を想像してはいけない。傭兵・ムトーはアクションもセリフもひたすらカッコイイ!!そして、機械人間(サイバノイド)1019を軸に進む「機械」と「人間」のドラマはなんて切ないのだろう。ラストは何度読んでも涙が出てきちゃいマス。(jakomaru99/3/7)
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八雲立つ 1-12→  情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社 【発表年】1992年LaLa7月号より連載中 【サイズ】新書判【その他】花とゆめコミックス**********>>八雲立つの世界<<********
【感想】
  学ラン高校生が刀を持って日本の呪われた運命を救うべく神剣を求めて仲間と旅立つ。と書くとまるでRPGのようだが、登場するのは勇者ではなく巫覡(シャーマン)。気を呼び神を自らに憑依させる巫覡という古来よりの特異な存在と神話に基づくエピソードには日常私たちが忘れている「日本」があるように思える。本編と平行して描かれている古代編はまさにスサノオの時代。主人公マナシとミカチヒコは本編の闇己と七地の先祖という設定ではあるが、別人格のため一つの独立した物語としても読みごたえ有り。(jakomaru99/4/18)
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獣王星 1-3→   情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社
【発表年】
1993年LaLa 12月号、1994年LaLa 1月号(第1巻)
1994年LaLa 12月号、1995年LaLa 1、2月号(第2巻)
1997年Melody 10、11、12月号(第3巻)
【サイズ】A5【その他】JETS COMICS
【感想】
*   人間と獣の境界線はどこだろう?そんな疑問がこの「獣王星」という流刑囚の弱肉強食の世界をみて思い浮んだ。殺戮をくり返す文字どおり「獣のような」者と利用し策略をめぐらす人間。本当に恐ろしいのはどちらか。獣王星の存在の意味とは?謎を抱えたまま現在連載は休止中。再開が待ち遠しい。(jakomaru99/4/11)
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暁の息子   情報・感想お寄せください
【出版社】講談社 【発表年】 【サイズ】B6【その他】アフタヌーンKC234
【感想】
*  十年前にミャンマーで行方不明となった従兄弟の柊成を探す為、父について来た草乃実の前に現われたのは 殺人さえも仕事とするカラトラ族の「戦士」として生きる『シャン・パ・ルー(暁の息子)』であった。他所者としての自分を捨てなければ生き残れなかった彼のこれからは...?私個人としましては樹さんの“OZ”や“花咲ける青少年”の方が面白かったですが、続編が描かれそうなので評価はその後で。続編ではノゥ・ミァンとソン・ツーがカップルになってたらいいのに、とかノ・ニーにまた出てきて欲しいな、とかミーハ―な事を考えちゃったりしています。(フラクタル00/3/5)
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