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No.130 
池田さとみ いけださとみ
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スーベニア 情報・感想お寄せください
【出版社】宙出版 【発表年】1992年初版発行 【サイズ】ミッシィコミックス/「静寂の森」「獣樹」「外科医東盛玲の所見」を同時収録【その他】
【感想】「スーベニア」:美幸は、考古学者である父が調査している古代遺跡の発掘現場で地震にあい、父の助手の山崎と一緒に縄文時代へとタイムスリップしてしまう。そこで、ふたりは神の使いと誤解され、村のもてなしをうける。美幸は、助教授に昇進できなかった山崎が発掘現場に爆弾をしかけてきたことを知る。美幸はなんとかして現在に向けて危険を知らせるメッセージを送ろうとする。
「獣樹」:植物園を訪れたカップルが、そこでみたものは、人の体に寄生して、物凄い勢いで繁殖する突然変異植物だった。温室のシャッターは閉められ、脱出することができない二人。そして、植物に寄生されながらも、繁殖を続ける植物を焼き払おうとした植物園の主任は二人の前で力尽きた。二人は果たして無事に脱出できるのか。(TC99/5/23)
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シシイ・ガール全3巻 情報・感想お寄せください
【出版社】小学館 【発表年】 【サイズ】新書版【その他】小学館フラワーコミックス 
【感想】その日がやって来るまで、奈智亜は、両親によって愛情豊かに育てられたひとりの幸せな少女だった。しかし、その日、両親は車で崖に飛び込んだ。直前に車外に放り出された奈智亜とを残して… そして、奈智亜は知る。叔父が父に無実の罪を着せ、会社を乗っ取ったことを。その日から、レースの洋服が似合う女の子は、復讐に燃える非情な女に変わった。奈智亜は、叔父の経営するレコード会社に挑戦するために、歌手としてデビューしようとする。しかし、業界に影響力のある叔父は、人気が出始めた奈智亜に数々の妨害や卑劣な罠をしかけてくる。そんな奈智亜は、芸能記者・沖に支えられながら、天性の素質と、復讐するという強い意志のために、なんとかはねのけていく。
 幸せなひとりの少女が、一転してどん底に落とされるが、芸能界のスターダムに一気にのし上がるというとても力強いストーリーで読ませる作品です。ただ、歌手の奈智亜は、復讐という目的のためにかろうじて存在を保っている危うい存在でもあるのです。そこを影ながら支えている沖さんが、またいいのです。池田さんの作品には、ウェットな(浪花節的な)要素が入ってきます。私はそういう池田さんのウェットなところが大好きなのです。このお話も、芸能界サクセスストーリーというのではなく、ひとりの少女が復讐という呪縛から開放されて、レースがよく似合う女の子に戻っていくお話なのです。(TC99/2/21)たしか『ちゃお』に連載されていた作品でしょうか?乙女チック風でありながら,シャープな感じのする絵柄が好きでした。(yoshi99/2/28)

■ある日の掲示板(99/2/28)
私も大好きです!沖さん、素敵でしたね。芸能界ものはいろいろありますが、私の中ではこの作品がNO.1です。ラストシーンなんて完璧!(すみません、少々興奮しております)。
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西のペルシャ 情報・感想お寄せください


【出版社】 小学館【発表年】1981年初版発行 【サイズ】フラワーコミックス/同時収録:「あたたかな季節へ」「冬の魔法」【その他】
【感想】フォークグループ五番街のメンバーが、ひとりの女の子ちかを拾ってきた。その女の子はメンバーの孝太郎が面倒を見ることになる。その少女は何か事情があって、家には帰りたくない様子。そして、ペルシャの写真を見たとき、ちかは、「だれも助けてはくれない、石と砂と風しかない世界、あそこへいきたい」というのだった。ちかは、不治の病におかされていて、だれにも頼らず、ひとりでどれだけのことができるのだろうと、一生懸命生きてみたいと願っていた。(TC99/5/23)
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