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No.43
大島弓子
おおしまゆみこ
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□ 作品/作家館
綿の国星
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【出版社】朝日ソノラマ、白泉社【発表年】 【サイズ】【その他】
朝日ソノラマ大島弓子選集
:第1巻誕生 第2巻ミモザ館でつかまえて 第3巻ジョカへ 第4巻ほうせんか・ぱん 第5巻いちご物語 第6巻全て緑になる日まで 第7巻バナナブレッドのプディング 第8巻四月怪談
第9巻綿の国星Ⅰ
第10巻ダリアの帯 第11巻ロングロングケーキ 第12巻夏の夜の獏 第13巻ダイエット 第14巻サバの夏が来た
第15巻綿の国星Ⅱ 第16巻綿の国星Ⅲ
[選集9(カッコ内初出)]
1ワタノクニホシ(1978年) 2ペルシャ(1978年) 3シルクムーン・プチロード(1979年) 4ミルクパン・ミルククラウン(1979年) 5カーニバルナイト(1979年) 6ピップ・パップ・ギー(1980年) 7日曜日にリンス(1980年) 8苺苺苺苺バイバイマイマイ(1980年)/巻末に書き下ろしマンガエッセイ収録
[選集16]
19お月様の糞 20ばら科 21ギャザー 22ねのくに 23椿の木の下で/巻末に「ジイジイ」収録
白泉社花とゆめコミックス:
1巻1978/6/20 2巻1979/6/20 3巻1980/4/24 4巻1981/3/25 5巻1983/12/21 6巻1985/3/25 7巻1986/9/25 1巻夏のおわりのト短調(1977年ララ10月号) 2巻たそがれは逢魔の時間(1979年週刊少女コミック4号) 3巻赤すいか黄すいか(1979年月刊セブンティーン) 5巻裏庭の柵をこえて(1981年ララ10~11月号)、あまのかぐやま(1984年ララ7月号)同時収録 7巻乱切りにんじん(1985年ララ9月号)、ジギタリス(1986年ぶ~け7月号)、サマタイム(1984年別冊ララ9月号)、サヴァビアン(1985年別冊ララ3月号)収録
【感想】
やっぱり猫になりたい。うちの猫もあんな風に洋服着せたら どんなになるのかなぁ??? 16巻、「ばら科」の中に出て来る、子猫を食べてしまう母猫の話が好き。ドラムという母猫もGOODでした。「椿の木の下で」の点茶ネコとチビネコの葛藤が人間みたいでおもしろかった。 (&)
最近になってはまっています。なんたって「「綿の国星」が発表されるや、少女まんが近来の傑作という評価が各所から湧き上がった。(中略)現代少女まんがの質と可能性を衝撃的に提示した話題作」!!(2巻カバーの解説から。編集者の気の入れ様がびしばしと伝わってきますね。(雁)
チビ猫の「可愛らしさ」がこの作品の大きな収穫です。「(現実の)世界の美しさに気付く」がメインテーマで主人公のチビ猫が「曇りのない瞳」で知覚・体験します。前半のエピソードは切れ味鋭いです。後半は、予定調和というんですか?初期の何話かに比べてさほど気持ちがザワザワしなかったです。あと大島さんの一ファンとして、「ねのくに」という話が宮崎駿監督にとっての「さらば愛しきルパン」(御存じですか?)みたいでちょっと引っかかる・・・。(sikemoku99/2/28)
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バナナブレッドのプディング
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【出版社】 集英社、朝日ソノラマ、白泉社【発表年】1977年 【サイズ】新書版単行本(絶版)、選集(B6版)、文庫版【
その他】
【感想】
(2011/12掲載)
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橋本治が「ハッピィエンドの向こう側」と表現し、よしながふみが対談集で「少女から大人になる瞬間」と指摘したテーマが一番出ている作品だと思う。未成熟な自分だけの閉じた世界から、他者の存在を認識する開かれた世界へ踏み出すときの怖さと素晴らしさが実感できる。御茶屋峠の「ぼくはきみが大好きだ 薔薇のしげみのところからずっとね」のセリフに、衣良と同様の気持ち(「わたし薔薇の木は大好きだった でも薔薇の木から好きだよなんていってもらえるなんて 夢にも思わなかった」)がグッとこみあげて、涙が出てきます。大島弓子のほかの作品では『草冠の姫』が同じ主題でしょう。ここでは、主人公の桐子が、尊敬する姉の呪縛から自立していく瞬間が描かれていますが、そこが『バナナブレッドのプディンング』同じ感覚だと思っています。大島弓子だけで少女漫画ベストテンになりそうですが、『夏の終わりのト単調』『たそがれは逢魔の時間』『さようなら女達』も何度読み返したことか。また『裏庭の柵をこえて』『夢虫・羊草』など小学生が主人公の作品もとても気になる。近作では(といっても20年前の作品)映画化もされた『毎日が夏休み』が特に良いと思います。(サツキ)
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いつ初めて読んだかも忘れたくらい古い作品だと思うけれど、私はこの作品が好きで好きで、きっと一生大事に読み返すでしょう。この憧れのお菓子が「かさかさ枯れ葉の味がした」(だと思う)と表現してるところに心の底から感動した。個人的にはさえ子ちゃんが好き。すごくまっとうで、最後に唐突に留学を決意(それもものすごい理由で)するところもステキだと思った。(2002/8 ルー)
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大島弓子さんのまんがはみんな好きなんですが、一等好きのは、この「バナナブレッドのプディング」です。何度も何度も読んで、1冊目の単行本はバラバラになってしまい、2冊目を買い求めたほど。それほど読んだので、今も読み始めると共に、せつなくて、でも幸せな気持ちでいっぱいになってしまいます。大島弓子さんの繊細でロマンティックな絵が大好きです。可愛い少女たち、美しい男性。草や木や花も美しい。草や木は、ざわざわ音をたてているのが聞こえるよう。花があふれ、光が満ちている。夜は、しんとして深い。主人公は、子供のまま大きくなったような少女・衣良(いら)。この物語は、衣良と再会する幼なじみの少女・御茶屋さえ子との友情の物語でもあり、その兄・御茶屋峠(おちゃや・とうげ いい名前ですね!)とのラブ・ストーリーでもあり、姉からの「出発」の物語でもあり、それにまだ、さえ子の恋や奥上くん(さえ子の恋する相手)の恋など、いろんな物語から織りなされています。衣良のピュアなところと一所懸命なところが、かわいくて大好き。さえ子ちゃんのいじらしいところも。大島弓子さんの詩的な言葉も、素晴らしい。全篇、あたたかい言葉や、美しい言葉で満ちています。「ぼくは きみが だい好きだ 薔薇の しげみの ところから ずっとね。」(0204
love-zero
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私が勝手に「少女漫画の最高傑作」と思っている作品です。賛同される方もきっといる!と思う・・。ああもっと早く生まれて当時にやっぱり17歳くらいでこの作品を読みたかったです。5回連載だったみたいですができればこの先どうなったのか・・もっと続きも読みたかったような。(麦00/5/28)
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### 大島弓子作品を語る ###
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大島弓子さんの本についての所を読み、感想を書きたいと思ったのですが、私の大好きな作品がのってなかったので、ここに書いちゃおうと思います。私が大島弓子さんの作品を初めて読んだのは、一年くらい前のことですが(いちご物語だったと思う)、それ以来はまっていくつかの作品を読んだのですが、私が一番好きなのは「アポストロフィS」という作品です。この歳(←23)で、少女趣味でちょっと恥ずかしいのですが、若い乙女の恋愛に対する幻想、期待や不安をよく表していて、なんだかとてもかわいらしくて、大好きです。大島弓子さんの作品は全て、夢見る乙女(あえて乙女というのがぴったり!!だと思う。)が主人公で、大人には理解できないことで悩んだり、苦しんだり、泣いたり、笑ったり、怒ったり、とてもかわいらしくて、私も高校生くらいの頃はこんなだったかなぁ・・・となんとなく笑いたくなってしまったり、懐かしくなってしまったりします。大島弓子さんは一体、何歳のときにこんな作品を書いたんだろう・・・とか考えるととても不思議な感じがしますが(笑)。ちなみに、この作品は白泉社文庫の「全て緑になる日まで」に入っています。大島弓子さんのこの作品が好きな方いませんか?(0111 ナッツ -掲示板より転載-10月 8日(月)23時50分54秒 )