スクールランブル １−３巻 (2003/2up) 情報・感想お寄せください
■関連URL 『平成三魔支援団-７PのRendezvous-』
【出版社】講談社【発表年】２００２年第４７号【本のサイズ】【その他】週刊少年マガジンにて連載中。マガジンスペシャル（月刊）においても２００３年第２号より同時連載開始。
【あらすじ】
新鋭作家・小林尽氏による７ページ前後の恋愛ショートギャグと題して、主人公・塚本天満が想いを寄せる烏丸大路に告白するまでを描く。そこに、不良学生・播磨拳児、妹・塚本八雲、友人たちを交えてコミカルなドラマを楽しめる。絵柄は丁寧で美しく、一種の萌え絵としてマガジンの俊英・赤松健氏に追随する程の実力を感じ得るのだが、デフォルメされたキャラクタ、そしてネームの取り方、キャプションから察して連載当初から「あずまんが大王」（あずまきよひこ氏）、「魁!! クロマティ高校」（野中英次氏）の二番煎じになれるのかという厳しい見方が否めず、連載順においても中下層を定位置として、固定ファンの確立を除き、全体的人気に覚束ないというのが一般的所見だろう。増刊号マガジンFRESH（２００３年１月８日）への２０ページ読切りの掲載、月刊誌での連載開始など、出版者側の試行錯誤が顕著な作品でもあり、小林氏独自の展開を見せ始めるまでに連載が続いていることを願ってやまず、また先述の魁!!クロマティ高校、わんるーむ（三ツ森あきら氏）と共に、マガジンショートコメディの枢軸となることを期待したい。(2003/2 鷹嶺昊)
*次のマンガ家さん