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No.615
箱田真紀  はこだまき
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ファイアーエムブレム〜暗黒竜と光の剣〜 全12巻 (2003/2up) 情報・感想お寄せください


【出版社】エニックス【発表年】1994年1月27日【本のサイズ】四六判【その他】
【あらすじ】
【感想】
「ファイアーエムブレム?なつかし-」となんとなく買い始めたマンガでしたが…はまってしまいました。特にクラウスが登場してからはもう…。どのキャラクターもとても魅力的で、とてもおもしろかったのですが…。メディウスを倒すまで連載続いてほしかったです!いろいろ謎がのこったままなので、今でもすっっっごく気になります!箱田先生にはぜひ続きを書いてほしいです!(無理か?)(2003/8/3 カナン)
平成五年四月、月刊ガンガンファンタジー(現・月刊Gファンタジー)創刊と同時に連載が開始され、平成十一年二月号までの足掛け七年、全五十九話(特別編除く)の大河作品であり、名実共に漫画家・箱田真紀の代表作となった。FC版ファイアーエムブレム・暗黒竜と光の剣をベースにしながらもSFC版の要素を絡め、更にオリジナルを付け加えた名作。ファイアーエムブレム系の漫画作品としては当時随一と言っても過言ではない程のハイクオリティな作品に仕上がっており、その繊細で美麗な絵柄と、オリジナルに引けをとらない世界の情景と緊張感が丁度良く融和し、今もってなお当該作は他者の追随を許さない。主人公マルスを始めとして、ヒロイン・シーダ王女、闘剣士オグマ、ナバールなど人気キャラクタのイメージも崩れることなく、箱田氏オリジナルのキャラクタや設定が実に違和感なくストーリーに組み込まれていて、ガンガンファンタジー創刊当時より圧倒するセンスを誇っていたと言えよう。ストーリー序盤から前半の直向きで力強さに満ちた主人公達の肖像に比べて、後半から終盤は、オリジナルキャラクタであるクラウスを軸として、人間のフィーリングベースに觝触し、最終目的であるドルーア帝国打倒という本来の基軸から外れて重厚かつやや哲学的思想
に似た人間ドラマとなり、初期の頃のような緊迫感は失せ、ラストは清々しさと言うよりも、実に悲愴感に満ちた話に終わっている。また、元々ドルーア帝国打倒という物語の最終目的も達せず、クラウス暴走の要因についても言及されず、敵将ミシェイルの謎の行動など、いくつもの穴を残したまま終了しているため、実質の打ち切りという説が否めない部分ではあった。(2003/2 鷹嶺昊)
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