アジア変幻記
情報・感想お寄せください
【出版社】潮出版社 【発表年】1992/12【サイズ】【その他】
【感想】
(2011.12up)
*『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』もほのぼの夫婦ものとしてよいですが、『アジア変幻記』は、また違った雰囲気で良いです。この人は、ふっと、かなり大きなコマが出てくるんですが、それは、ほぼ空間だけを表現しているので(グラデーションの空だけ、とか)、意表を突かれるんです。もともと、そんなに書き込みが多い画面ではないと思うのですが、この、「ふっ」とした間合いがかなりツボで、個人的には、それが一番うまく出ているのが『アジア変幻記』のシリーズ、なかでも「塔に降る雪」ではないかと思うのです。(サツキ)