KAGETORA-カゲトラ- 1-3->
(2003/3up) 情報・感想お寄せください
【出版社】講談社【発表年】初出2003年2月17日【本のサイズ】新書判【その他】マガジンSPECIALにて連載中。2003年3月現在、単行本1巻まで。
【あらすじ】忍びの里・風雷の手練の忍者・影虎は、「お役目」として古武術宗家・藤堂流の一人娘・由姫の武術指南役として上京。しかし、由姫は極度の運動音痴。しかし、ひたむきな彼女の愛らしさと純粋無垢な姿に、影虎は恋心を抱いてしまう。由姫を巡るライバル・桐谷秋乃、兄・志狼丸も現れ更に騒動に……。影虎の「お役目」の行方は……?
【感想】
(2004/1/1掲載)
■ KAGETORAおもしろすぎ!由姫ちゃんかわいい!!!!最高!ちょっとH度が少ない気もするけど・・・まぁ最高です。ほぼ毎日何度も読み返してます。学校に持っていって休み時間にみんなに見せてあげます。みんな新刊を楽しみにしてます。もっとどんどんどんどん新刊をお願いします。早く早く見たいです。お願いします。(カゲドラ)
■ 影虎・・・マッジ大好きです!!ONEPIECEのゾロとおんなじくらい!!現代に影虎みたいな男子がいたらと思うと・・はあ?(*^o^*)あんなに純粋で誠実で頼りがいがあって真剣に人を愛せる男はいない!照れ屋なとこも可愛い☆ゆき姫を必死で守ろうとする真剣な姿もカッコいい!!!これからも影虎を愛し続けます!(2003/8/10
Ёアミノ式!!)
■ 当初新人かと思ったが、瀬上あきら氏は1999年末?2001年中期の約1年半に渡って出されていた『月刊コミックGOTTA』(小学館)から移籍した作家で、当該誌に「艶華の花道」という作品を出している、メジャーな人。実質短期廃刊の憂き目を見た月刊漫画誌作者の一人が、マガジンSPECIALへ移籍し、連載にこぎ着けたという訳なのだろうが、この作品は素直に面白い。ストーリーの設定や、キャラクタは非常にオーソドックスで、言うなれば1980年代後半から、1990年代前半のラブ・コメの王道路線を継承し、言うなれば稀少価値は高く、現行のリバイバルブームの風を受けて、かえって斬新な印象すら受ける。主人公・影虎はとにかく裏表がなく、ヒロイン由姫を一途に守り支えながらも、寄せる恋心に悩める姿が非常に感情移入出来、その由姫もとかく純粋に主人公を頼りにし、支えられている姿が愛らしく映り、桐谷秋乃や志狼丸などとの絡みもどこか懐かしい感じすら受ける。言うなれば基本。正統派ラブコメの嫡流的位置に存在し、無為に取りつくろわれ複雑化された現代の恋愛諸作品と比較すれば抜群に面白いと言うよりも、安心して読むことが出来、その絵柄の上手さからしてみても、ファン層は手堅く瀬上氏を支え長期連載の礎となるであろう。いずれ週刊への昇格を強く期待したい作家であり、作品である。(2003/3
鷹嶺 昊)