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No.283
津田雅美 つだまさみ
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彼氏彼女の事情既刊1-10巻(0106up) ご意見ご感想お待ちしてます!
【出版社】白泉社【発表年】1巻初版 1996年10月発行【サイズ】新書版【その他】花とゆめコミックス
【カバーは語る】「頭良し、性格良し、しかも顔良しと三拍子そろった優等生・宮沢雪野。しかしその実体は、人から良く見られるためだけに不断の努力を続けてきた"見栄王"だった!! そんな彼女が高校で出会った彼は・・・!? 表題作ほか、読み切り「トラとカメレオン」にビッグな描きおろしも併録」(1999年8月発行の1巻第31刷カバー袖より)
【感想】
(2004/11up)
* 私も、この『カレカノ』にハマッたうちの一人。人間の心情のかなり深い部分を、ものすごく繊細に描かれていて、どんどん引き込まれていってしまう。。。作品がかもし出す、独特の雰囲気の元お話がゆっくりと進んでいく様も、もとても心地よく、色々と考えさせられる作品。『この時はまだ。。。』というような、今後の話の展開のキーワードになるようなセリフも所々に出てきて、なんともにくいっ!今またキッズステーションで『カレカノ』が放送中!原作の雰囲気も壊すことなく仕上がっているアニメも方も
是非お勧めです!(真理子)
*  津田さんは大好きです!彼氏彼女の事情もおもしろくてそして、悲しくて。私の家柄も家庭が複雑で彼氏彼女の事情を好きになりました。これからも応援しています!そして、誕生日おめでとうございます。7月6日!(2003/7/8 木崎絵梨香)
*  リアルな漫画です。醜い自分の姿・・・・。奥底秘められたもう一つの人格最近の漫画には無いような感じの漫画です。本屋で見かけて以来はまっていった。もう学校でも友達とかに広げてカレカノ好きな人をもっと作るよう心がけてます。皆マニアだマニアだって言うけど、好きな人ならこれくらいは当然でしょうって感じです。マジで好きです。早く7月5日、明日になれって感じだけど、私の地域は、田舎だから、一日遅れるんだよね・・・・。ショックです。(2003/7/8 蟻菜)
*   いいですね!!!全巻持ってますけどアレはいい!ありそうで今までなかった高校生を描いた作品です!15巻でようやく心が通じあえて、偽りの自分を完全になくすという点で難しいけど私も見習わなければならない所がいくつもありました。そして何といってもあとがきを楽しく読ませてもらっています!津田先生のユニークさなどが感じ取れる本です。(*^_^*)(2003/7/2 なみき)
* ボクは男だけどコレにははまりました。登場人物の性格が描きわけられてるのもいいし、心情とか深いところに踏み込んでるのもいいと思います。(2002/10 海堂清)
*アニメはキッズステーションでやってるよ      でも もうすぐおわるらしい・・・・    私もカレカノ大大大好きです!!(2002/9 さち)
*初めまして。私は中一の女の子です。カレカノの大ファンです。今は十三巻まで持っています。いとこが集めていて都会に行くときにゆずってもらってからどんどんはまりました。私の友達みんなが大好きです。といっても買うのはいつも私なんですが・・・・。それではまた今度。(2002/9 A)
*前にテレビでやっていたカレカノの続きをまたやってください!!単行本は全部集めているのですが、テレビのほうは見逃してしまったのがけっこうあって・・・(:△;)お願いします!(2002/6 ぶー)
*初めまして、カレカノのファンのものです。前テレビでやってたのですが、つづきはもうやらないのですか?ぜひやってください。(2002/6 ?)
*僕の中の「少女漫画=暗い」をうち消した作品。とにかくポジティブで、しかもちゃんとキャラの表と裏が見えるところもマル。(01/06 nh)
*原作を連載してたものってアニメ化すると妙にプロデューサー(?)の手入れが入っちゃって原作となんだか違うカンジの話(ヘタすりゃストーリーや基本キャラまで)になっちゃってるのが多い中、げんさくとほぼまったく同じセリフで、同じカンジですすんでて、私はとても良いと思いました。絵、キライですか?まあ好き好きですが、私は(うまい下手は別として)結構かわいくて好きです。アニメの妹たちの声は確かにうるさいですね(笑)(しーや99/3/7)
◇ある日の掲示板(99/2/28)(掲示板過去ログ
●「カレカノ」は最近面白くなってきた。相変わらず絵はヘタだけど。最初の頃のシチュエーションから入る感じの方が、アニメにはしやすいんでしょうけど、今は有馬くんとゆきのの成長モノというか、精神的なところに切り込んでいて、わたしとしてはその方が読み応えがあります。読みきりとか短期モノで作ったのに、キャラが成長して行った、という典型なんではないかしら?!
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ブスと姫君 巻 (0204up) 情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社【発表年】 【サイズ】【その他】
【感想】
*津田さんといえば、代表作としてすぐに「彼氏彼女の事情」が挙げられちゃうんですが、カレカノに先立つこと1年半前にこの作品が津田さんの初コミックスとして発売されてます。そして、こういっては失礼かもしれないけど、この作品はカレカノの原型に当たるものなんじゃないかと思うんです。高校の合唱部に所属する仲良し四人組のそれぞれの恋愛模様を描くこの作品は、この次に出た「オンナになった日」のパワフルさを加えて、カレカノに成長していったのではないか、と思うのです。つまり、カレカノの中にある「パワフル」以外の要素が、よりピュアな形でこの作品の中に存在すると私は考えます。それ以外に、津田さんは「天使の棲む部屋」、「夢の城」というメルヘンチックな作品を出していますが、これは異なる流れの中にあるものだと思ってます。
 さて、この漫画の話。この本は4つの話から成り立っていて、それぞれが四人組の一人が主人公になってます。
 一つ目が表題作の「ブスと姫君」で、四人組の中で一番顔が良くて、性格が変で(ちょっとだけね)、男に興味がない、カマちゃんが主人公。下級生の男の子(瀧本くん)から告白されたのを聞いて無くて、知らずに「うん」と答えてしまったカマちゃん。「今から好きになりゃいいんでしょ」とつきあい始めますが、どうもぎくしゃく。カマちゃんは相手が自分の本当の姿を見てくれていないことに気付き、瀧本くんは相手が自分に本当の姿を見せてくれないことに不満を感じてました。そして、カマちゃんは本当の自分を知られて、嫌われてしまうことをおそれていることに気付いて、話し合って和解する話。このあたりが、特に最初の頃のカレカノに似てるかなと感じる所。特に、このカマちゃんは、実は雪野のモデルなんじゃないかと私は思ってます(自己ちゅーで、わがままで、乗りがいいとこ)。
 二つ目は「恋は一秒」。四人組の中で、最もりりしくて(身長175cm)、下級生(女子)におおもてで、しかも本人は自覚がない、まっつんが主人公。これは、題名通り一目惚れの話。まっつんが、道ですれ違った他校の生徒、臣くんに一目惚れ、いろいろ手を尽くしてアプローチしていく話。この臣くんというのが、パーフェクトな成績と、委員長体質と、柔道(地区ベスト2)という、まんま総一郎な人。この話の一番のヤマは、やっぱり、まっつんが柔道をしている臣くんを見て涙を流すところだと思う。好きな人が笑ったり、頑張ったりしているところを遠くから見て、涙が出るほど感動できるのは、とてもすばらしいことで、うらやましいと思います。ああ、この子は彼を好きなんだなぁと。
 三つ目が「すきになったひと」。四人組の中で、優しくて、温厚で、子供好きで、ちっちゃい、すうちゃんが主人公(カレカノの瀬奈りかタイプ)。すうちゃんには中学からつきあってるりっちゃんという彼氏が居るのですが、どうも近頃、もやもやしてます。カマちゃんとまっつんが、初々しい恋愛を始めたのに、自分はもうどきどきすることがない。中学の時からつきあい始めたので、思い出というのは近所の夏祭りだったり、校内球技大会だったり、安上がりでどうもロマンチックじゃない。それをりっちゃんに言って見るんだけど、どうも要領を得ない。自分の気持ちなんかどうでもいいのかな、と、一波乱あった後、りっちゃんの殺し文句。「...言わないけど、ちゃんとおもってるからな」って。いいじゃないですか。幸せで、理想的な関係だと思うんですよ。
 四つ目が「18歳」。しっかり者で、成績優秀で、本が好きな合唱部部長、大島さんが主人公。この話は、恋愛ものと言うより、受験の苦しみ、挫折と再生がテーマだと思う。今まで成績は良かったのに、10月くらいからいきなりスランプに陥って、大変な苦しみを味わう。そして、浮上するきっかけを与えてくれた、元野球部主将の須賀井くんと、なんとか合格した大学で再会する、という話。四つの話の最終話として、四人の夢、将来の展望などについても。ただね、成績なんてそうカクンと落ちるもんでもないと思うんだけどな。経験上、そりゃ、勉強が手に付かなくなるときもあるだろうけどさ、土台ができてれば、いきなり赤なんてそう取るもんじゃないと思うんだけど(取ったことあるけど)。話としては、夢、未来、大人への一歩というような内容を含んだ、とても上等のものです。これを読んで思ったこと。彼女に比べてみると、どうやら私という人間は壁に当たる前に逃げ出す癖があるようです。いろいろ、ままならないこともあったけど、まあ、自分はそんなもんだ、と折り合いをつけていたのですな。だから、彼女のように、当たって砕けて、また立ち上がった人には無条件に降伏してしまうのです。たとえ、物語の上の人であってもね。
 以上、四つの話について書きましたが、このどれ一つを取ってもすごく面白い話で、これが1冊の本にまとまっていることが奇跡のように感じます。私の評価としては、読んで一番楽しいのは「恋は一秒」。一番刺さるのが「18歳」です。みなさんは、どれを気に入るでしょう?(0204 みっつくんの部屋"名作を読み返す"より転載)

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〓 津田雅美作品を語る 〓
(2004/2掲載)
この漫画というか、津田世界に飲み込まれて早何年でしょ?
劇作家になるんじゃーないかなーと思うほど凄い才能を持ってますよね。
でも元々水泳部で・・・本人もけっこうハジケテる方なので、未だに人物像がつかめられないのですよね。センスもいいし。れべるも高い。
 カレカノ面白いけど、津田さんのほうがすき♪
  (まぁ頭の中ではカレカノ=津田さんなんですけどね?)
応援して本が出てくるなら、一生応援しちゃうよン がんばってね♪(まーみん)