水の中?それとも雲の上?
〜川崎苑子ファンページ〜

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作品データ
土曜日の絵本がいっぱい!!
いちご時代がいっぱい!!
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||土曜日の絵本||がいっぱい!!

何巻?
何ページ目?
たいとる
どんなお話?
1
1ページ目 シロツメ草の町 ミクちゃん、ミチルくん、かすみちゃん、ヘイちゃんの出会い。初めての風吹町。
2ページ目 菜の花畑とお月さま かすみちゃんのお誕生日。素敵な(?)おとうちゃまの登場です。
3ページ目 ヘイちゃんの夢 ヘイちゃんはこんな子だから、印象的なエピソードも多い。人は誰でもそれぞれ人と違うよいとこがあって、認め合っていかなければならないことをやさしく教えてくれますね。(もんち98/10/29)
4ページ目 はなびし草のお庭 はなびし草の別の名前は、カリフォルニアポピー。4人と一緒に、私もオイオイ声を上げて泣いたものです。雁さんも書いてたけど、私も泣きました。相手の事を思いやるということは、どういうことなのか。それを教えてくれてる感じがします。けして自分本位ではいけないことを。川崎先生はホントにいろんなメッセージを理屈ぽくなく、わかりやすく、そしてこちらの心を揺さぶるような話作りが上手ですよね。(もんち98/10/29)
5ページ目 若葉の中のバースデー お父さんの後輩の名を語り訪れて来た実は空き巣ねらいと4人の子供たち・・・展開やいかに。
6ページ目 さつまいもとサブちゃん こんなささやかな別れをいくつも積み重ねて、その痛みを感じなくなって、大人になる・・・のかな。
7ページ目 星くず色の夢 かすみちゃんはともかく、ミクちゃんまでも心惹かれた一組のお人形のお話。
8ページ目 かすみ草の咲く頃 「かすみちゃんはおとうさんをとってもとっても愛していました そしておとうさんはかすみちゃんをその100倍も愛していました」
9ページ目 春から初夏へ 「あいつぜったいに変だよーっ」
ミチルくんが悲鳴を上げたミクちゃんの暴挙の背景は・・・
10ページ目 ハッピーな一日  やっとママが、帰って来ます
11ページ目 笑った町長さん 4人、知らぬ間に人助けの巻
12ページ目 深緑のピクニック あれ?これも4人、人助けの巻。はじめはとんがってたおにいちゃんも、やがてやさしい笑顔になって・・・
2
13ページ目 野菜畑に雨の音 熱が出た時一人ぼっちの心細さと、そばにいてくれる人のやさしさと・・・そしてなんといっても、まくら元に運ばれるおじやがいい(^^)
14ページ目 ヘイスケのお・ま・つ・り ヘイちゃんの活躍の巻
15ページ目 月見草の中のコンサート 月ちゃんの登場。うすやみせまる月見草がいっぱいの空き地でバイオリンを弾く月ちゃんの後ろ姿。
16ページ目 はじめはすももから… 「ごくたまに世の中には童話のようなできごとがおこることもあります-----」
そんな童話のようなお話。
17ページ目 虹のかかる町 ミクちゃん初めての通信簿。
18ページ目 し・ら・な・い・町 なつかしい町へ遊びに行くミクちゃんですが。自分の経験と重なってこのお話はとても印象的。ラスト「た・だ・い・ま」のシーン。いいなあ。雁さんもお気に入りなんですよね。私も転校経験があるから、この時のミクちゃんの気持ちよくわかります。自分の過ごしてきた町のはずなのに、何かが違う、前と違う。その時のさみしさを思い出しました。(もんち98/10/29)
19ページ目 鳥になったこどもたち 3人3様の、鳥になったお話。
20ページ目 夏の夜になにかが・・・!?(1) 典型的な夏の午後、「あつくてとてもねてなんかいられねーっ 金太郎はらがけなんかもしてらんねーっ おなかがくそ暑いっ」というわけで月ちゃんと出かけたかすみちゃんの(おじいちゃんの)別荘。別荘番のユウさんには何か秘密が・・・?!
21ページ目 夏の夜になにかが・・・!?(2) ユウさんの心の傷、それも洗い流されて、星のふる中いつまでもとぎれぬバイオリンの音。
22ページ目 涼風のふきぬける庭 ヘイちゃんのおとうさんさりげなく初登場。
「だるまさんがころんだ だるまさんがころんだ
そういえば--- ずうっとむかしにも こんなことがなかったか?
この木の下でこうやて鬼になって数をかぞえた
暑い暑い夏の午後 きこえるのはセミの音はるかなはるかな はるかなむかし------
毎日かけまわってい少年のわたし 未来は永遠にあると思っていたあの頃------」
子供のころは、あんまり思いませんでしたが、ヘイちゃんのお父さん素敵ですね。私もいつのまにか、お父さんのようにあんなころがあったんだよなと懐かしむ歳になってしまいました。昔の少女マンガを懐かしむのと同じ?(もんち98/10/29)
23ページ目 夏の終わりに・・・ 夏の終わりにミクちゃんとミチルくんの間に起こったこと。「こんどのはちがうの とっくみあいしないけど でもずうっと続くの---」謝ること許すこと、こんなふうに知っていくんだな・・・なんていったらおおげさかな?子供のころって遠慮がないから、けんかをよくしましたよね。今思えばよくあんなことを友達に対し言ったものだと思います。ミクちゃんの胸の中におっきなかたまりがあるという気持ち、よ〜くわかるなあ。そして、あやまられたとき、思わずとっさに背をむけてしまったミチルくんの気持ちもわかる。心の中で許してもいいと思っても、行動が裏腹になっちゃう。意地っ張りの証拠だよね。ラストの仲直りの仕方がすごい素敵。川崎先生のこの2人への愛情が感じられるし、性格設定がホントに徹底されていると思う。最後のページがホントに素敵ですよね。(もんち98/10/29)
24ページ目 おばあちゃまのペンダント おばあちゃまがなくなって、かすみちゃん初めてのお葬式へ行きます。でも「死んじゃうっていうのは・・・ どういうことなのかなあ・・・」そしてなくしたペンダントを見つけた原っぱで、命を思ってこぼれる涙。ほんの14ページだけれどこんなにも心に残るのは・・・生と死をしっかり伝えてくれてます。伝え方は全然違うのですが、おおの藻梨似先生も生と死をとても心に訴える表現をしています。「くにたち物語」ではもこちゃんという主人公の子のおじいちゃんが死んだとき、心にグっときました。もし、よかったら読んでみてください。おおの先生は、現実的なお話なんですけどね。ちょっと、泥臭いトコがあります。(土曜日の絵本についてのはずなのに・・)(もんち98/10/29)
3
25ページ目
星空のファンタジー 「よく晴れた土曜日のたそがれ時 ミクちゃんちにお客さまです」かすみちゃんお泊りで大はしゃぎの二人が見る夢。
26ページ目
ミクちゃんの赤い靴 ミクちゃんがミクちゃんなだけに、こんなお話がまた泣けるんだよねえ。「一生けんめいねがいをかけても ねがいがかなうとはかぎらないことをミクちゃんははじめてしみじみしりました-----」
27ページ目 秋空によーいドン! ミクちゃんの世界がふわりと音をたててひろがる運動会のお話。
28ページ目 愛いっぱいのまちがい いつもすてきなみんなのおばあちゃまには「ドラ息子」がいた!
29ページ目 ミチルの十五夜お月さん クラスで一番おとなしいしおりちゃんとミチルくんのお話。「たとえばはるかな時がすぎ ミチルくんが7歳の十五夜のできごとをすべてわすれてしまったとしてもお月さまをなつかしく思う気持ちはきっといつまでも心にやさしく残るでしょうふと見上げれば もう下弦のお月様」こんな一節も、私の心にずっと残って消えません。
30ページ目 涙でこらえた誕生日 ヘイちゃんはこんな子なので、こういうことがあるのです・・・
31ページ目 町はずれの柿の木 柿の木から「ミクちゃんが生まれてはじめてみるような 空をおおいつくすみごとな夕やけ」は読む人の心にも燃え上がります。事のテンマツは不幸だけど(^^)。
32ページ目 風とキンモクセイの町 うそをついて胸の重たいミクちゃんと、「冗談だっておもってもうちのおとうちゃまはとんできてくれると思いますっ」なんてかすみちゃんに言われてしまったパパとママ。
33ページ目 西日のスポットライト 「月ちゃんがバイオリンとともに歩む人生の中ではじめてあびたスポットライト」のお話。
34ページ目 さようなら月ちゃん 月ちゃんの旅立ちです。
35ページ目 ママからの手紙 ミクちゃん初めてのひとりぼっちの夜!!でも次の朝には・・・
36ページ目 おねえちゃんになった日 「ねぇぼくらって とってもいい町に住んでるんだと思わない?」そんなすてきな風吹町で4人の子どもが「今日も元気に生きているとかーー」。そんなわけで私の心の中には、いつだってこの子達がいます。

4巻 37ページ目 こっそり南風が・・・ 「そんなふうに---- 風吹町に春がきます」何という出来事が起こるでもなく、ミクちゃんたちの日常をさりげなく切り取ったお話。
38ページ目 スイートピーと子守り歌 ミクちゃんのやさしいお姉さんぶりがちらりとのぞく一編。
39ページ目 涙でかすんだお月さま も、だめ。タイトルだけで涙がにじんできちゃいます。かすみちゃん、おじいちゃまのおうちへお引越しシリーズの第一話。そうして風吹町に戻るまでの成り行きは、4巻のクライマックスと言えるでしょう。ああなんど泣かされたことか・・・
40ページ目 心に光るガラス玉 それはガラスの玉ねぎ!このお話は、このお話を一番好きといった友人の思い出と、わかちがたく結びついています。愛読書となって20年以上。いろいろあるわけですねぇ。
41ページ目 ピカピカの2年生 苗子先生初登場!極太おさげが元気いっぱいです。
42ページ目 おじいちゃまのおくりもの かすみちゃん8歳の誕生日。3人3様のプレゼントも楽しければ、初登場ヤーさん(この回ではまだ名づけられていませんが)とミクちゃんの決闘も見事。とってもいい誕生日で、よかったねっ、かすみちゃん!
43ページ目 ちょっぴりさみしいおともだち 窓辺の友達 一彦ちゃんとの出会い。なんとなく昔の友達サブちゃんに似てて、ミクちゃんはうれしいのですが・・・。ほの哀しいラストが印象的です。
44ページ目 木もれ陽のメロディ 前回の続編ともいえるお話。ミチルくんのよいとこが何といってもよくって、それを(胸まであふれてくる思いを)いちばんかんたんなことばで伝えるミクちゃんもよいです。そしてですね、この回では、28ページ目 愛いっぱいのまちがいで自分たちが年を取るなんてこと考えられなくて笑い転げていたミクちゃんたちが、今度は年取った自分たちを想像して笑い転げるのです。そんなとこも、読んでて思わずうふふ。
45ページ目 まちぼうけの家庭訪問 次回への布石ともなる1話。もうこの表紙だけで、ちょっぴり胸がちくんとしちゃいます。さみしさは、ささやかな距離をこんなにも遠くしてしまう。とても切ない・・・
46ページ目 ひとりぽっち夢の中 あんな風やこんな木もれ陽。「土曜日の絵本」のいろんな魅力に気づくまで、とりあえずマイベストはこのお話でした。表紙のかすみちゃんのポートレートは長いこと宝物でした。といってコピーを取ることも出来ず、時々ながめてば見ほれていました・・・。そしてお話も。もとのおうちのそばで泣きながらたたずむかすみちゃんに、いくど泣かされたことか。そして、おとうさんがずうっと語りかけるのをききながらかすみちゃんが見ていたであろう夢を、私もどれほど夢見たことか。
47ページ目 ステキなおひっこし そうして晴れやかな5月の朝!かすみちゃんもとのおうちへおひっこしです。そのドタバタの中、ミクちゃんまたまた一騒動。ラスト、「みんなみんな おやすみなさい」も大好きなページのひとつ。
48ページ目 やさしいささやき これはもう、ふうたんとユッコ、そしてふっと耳をすますミクちゃんとミチルくんがすてきです。あ、兄弟の名誉を賭けた姉対兄の言い合いも。何度読んでも笑えます。
5巻 49ページ目 かわゆいスカート 初めてレースに身を包んだミクちゃんですが・・・。これは傷つく。傷つくよ―。でも「白雪姫」の魔女のおかげで4人、仲直りできてほんとによかった!
50ページ目 気になるテスト テストをめぐってはつくづく苦労の絶えないミクちゃん。そしてママの戦いも絶えることがありません。
51ページ目 すてきな夢 「どんな小さな町にも いろいろな人々が生きていて いろいろな物語があります たとえば---」
4人が、そして多くの子どもたちが脇役として登場する一話。作者の、子どもに寄せる希望や未来への思いが伝わってきます。さりげないお話ですがお気に入りのひとつ。
52ページ目 エメラルドの雨 梅雨の日の1ページ。エメラルド色に降りしきる雨の中、ミクちゃんとかすみちゃんの好対照ぶりが見所。
53ページ目 星空の別れ この回で、へいちゃんの言葉、なんだか胸にしみました。少年が「人はだれでも、もともとひとりぼっちだから、生きてるってことはそれだけでさみしいことなんだって」と言ってましたよね。確かに、そうだなあなんて思ってたけど、その後のへいちゃんの言葉。「人はみんなひとりぼっちで生まれてくるけども、気持ちがわかりあえるの、こんなにうれしいから、だから生きていけるのかもしれないね。」川崎先生の作品は、生きていくことのさみしさ、きびしさ、つらさはもちろん、生きていくことのうれしさ、喜び、すばらしさを教えてくれてますよね。生きていく上で大事なことも。1話のページ数はとても短いのに、大事なメッセージをちゃんと伝えてくれてる。そんな感じがします。(もんち98/10/16)
ぞっとするようなさみしさと、だからこそ気持ちがわかりあえることのうれしさと。「土曜日の絵本」の奥深さを感じる一話。ヘイちゃんのお母さん初登場。
54ページ目 天使のつばさ いつも明るく元気いっぱい太陽の子、ミチルくんの、思いがけないトラウマ。
55ページ目 夏に咲く花 土曜日の絵本をやっと手にしたのは、今年の8月だったのですが、7月から道路を歩いていて、車で走っていて気になって花がありました。とてもきれいなオレンジ色の花でした。それが、この回に出てくるノウゼンカズラだったのです。なんて言う花なんだろうと気になってただけに、なんだかとてもうれしくなりました。大人になり、毎日の雑務におわれて、自然に目を向けることを忘れがちですが、土曜日の絵本は思い出させてくれますよね。(もんち98/10/16)
みんなの花を枯れさせてしまったミクちゃんに、手痛いしっぺ返しが・・?
56ページ目 光きらめく夏 「先生はかるいめまいと耳なり
このテストでわたし なにをみつけようとしたのだろう
なにがみつかるというのだろう
たとえばたとえば---」
どの子もみんな苗子先生にはまぶしく、きらめく夏休みへまっしぐらに駈けていくのでした。
57ページ目 きらめく海への旅 ミクちゃん海をめざして一人旅の第一話。これぞ本巻のクライマックス。また全巻を通してもひとつのヤマバといえましょう。きらめく海をめざして、がんばれミクちゃん!!
58ページ目 旅でひろった宝物 なぜかかなしくなつかしい、初めての夜汽車。
「けれども旅の道づれがいるのでさみしくはなく---」
超ドケチジュンくんとの出会い。最後の1ページは数あるマイベストのひとつ。
59ページ目 ひとりぽっち月の夜 海をめざしてミクちゃん一人旅の第3話。引き続き旅の道づれジュンくんにお世話になりますが、妹との再会はどうやらわけありで・・・。見知らぬ町の盆踊りの夜。遠くのお祭りのにぎわいが聞こえてきそうな、余韻が残ります。
60ページ目 波の子守り歌 海をめざしてミクちゃん一人旅、第4話にて最終話。家出して3日たちました。ジュンくんと別れ、海の大嫌いなおねえさんと出会い、そして海にたどり着き、パパとママもやってきて・・・そうして向かえた大団円。
「くりかえしくりかえし 耳のかなたにきこえるものは はるかな波の子守り歌」―――――
61ページ目 万華鏡 かすみちゃんがまぎれこんだいつもとちょっとちがう世界。魔法の世界。
62ページ目 かわいい音楽家 ひさびさ月ちゃん登場!しかも見事な凱旋です!でもみんなの月ちゃんはぜんぜん変わっていなくて・・・
引きつづきUPします お楽しみに・・・

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1巻
/1-22/
2巻
/23-/
3巻
/-52/
1「3月の最後の日」
23「カーテン」
42「とびこちゃん」
こんな思いで迎えた夜が、昔たしかにありました。ふうこ3月最後の日、明日から小学校です。 さあ、ドキドキの2学期の始まり。おそれていたこわーいシーンが次々とふうこを襲います。
◇◇◇
2「4月のはじまり」
24「にげる少女」
43「ふうこちゃんのしらないつづき」
一夜明ければ4月。ちゅうま先生、つむぎちゃんとの出会い。 ふうこはものが欲しいわけじゃない。お金が欲しわけでもない。だけどふうこは逃げる。ふうこは何から逃げている? 「先生 あの・・・自分のことはずかしい・・・・なんて思ったことある?」「***うん たまにね----」そう答えて真っ赤になったちゅうま先生とつむぎちゃんが2月の街を歩く。初めて読んだときからずうっと心に残って忘れられないお話がこれ。
3「デージー」
25「まちがい」
44「ある晴れた日」
◇◇◇
前作から続き。「あんたは3つもまちがいをおかしている!」から始まるそよこさんのお説教は見事。その3なんて他人事じゃありません(^^;)。 なんとなく気持ちが明るいいい日なんだけど。そよ子さんが荒れていて・・・。
4「春の中」
26「しばらく考えさせて」
45「2月の雨」
一枚目から、ふうこと一緒に春の中。先生にしかられて涙に暮れて、それでもひらり春の中。 ”あなたは今幸せですか?””生まれてこなければよかったと思いますか?”サムくんの背中で、ふうこは「しばらく考えさせて」・・・ あの子がさいごにみた色とりどりのアネモネは、このお話を読む者にもはっきりと見えます。2月の雨は冷たく、でもそぉっとそぉっと少しずつ・・
5「不幸のわけ」
27「銀のすすきの国」
46「路上にて」
教師になった不幸の中で悶々と日々を過ごすちゅうま先生の目に、こんなにきれいな雨あがりの空。
◇◇◇
チョコアイスをめぐる事件は次回へ続く。
6「5月に始まった悩み」
28「わたしの日曜のたそがれ」
47「すこしとおい瞳」
それは給食。今度こそ大丈夫とおもいきや・・・ 「夏の時間」とおんなじです。こんなふうに感じるほんの一瞬の、本当に言葉にすらならない思いが、本当に丹念に描かれていて、思わずページを繰る手がとまってしまうのです。 それはふうこがお姉さんたちを見る瞳。
7「またあの時間がやってくる」
29「10月の野ばら」
48「むこうへ」
◇◇◇
どんなことがへっちゃらで、どんなことがとってももたいへんかってこと、それは一人一人ちがうんだってことが、大増量16ページで、やさしくさらっと描かれています。 さあぁやってきました6年生を送る会。心臓爆発寸前、トマトみたいに真っ赤になったふうこの前途は果たして??
8「はじめはりんごの木の下で」
30「画廊にて」
49「ぼくは考える」
はじめて遊ぶお友達。「だから最初はまるっきり手さぐり 人の心の中はそおっと手さぐり」・・・ 正真正銘8ページの物語。これはもう、一遍のメルヘン。
「ぼくは考えている 
ぼくは考えている 
そしてふっと思う もしかしたら」
いちご時代に食らった強烈なパンチふたつめがこれ。ちゅうま先生、私はまだ、始められないでいる気がします。
9「いちご狩りの前の日」
31「それぞれの晩秋」
50「春のかんむり」
ちからいっぱい待った遠足の前の日。ふうこは熱を出すけれど・・・ ちゅうま先生、がっちりつかんだ生徒の心・・・のはずでしたが。秋ますます深く、先生ますます切なく。 そよこちゃんいよいよ・・・のはずだったんだけども。縁側に座り込むそよこちゃんのかぶる光のかんむりがまぶしい。
10「いつかみた青い空」
32「やさしい落ち葉」
51「子どもの宇宙」
それはちゅうま先生が小学生の頃、今とさかさの肥満児だった頃の空・・・ ニューフェース新平くん。うーん、いいやつだ。 二人の子どものきらめく宇宙(ほんとは大人もね)。いちご時代、とどめの一発がこれ。ほんとに参ったです。
11「悲しみのティータイム」
33「はにかみやの星」
52「それはパンツではじまった」
「あのね ふうこ スウちゃんにはBFとか結婚とかもてるとかって話 あんまりしないほうがいいね」日ごろ陰の薄いお父さん・・・でもとっても好きですすてきです。 このあたり、いやちょっと前から、表紙一枚に目も、手もとまってしまう。絵がどんどんすてきになっているなあって思います。今回はスウちゃんとふうこのお話。 ちょっととうとつな最終回が、逆にそこからの始まりを感じさせてくれます。それは読んだ人の心の中で、ずぅっと続く物語。
12「真珠のネックレス」
34「先生の条件」
ありますありますこういうこと!いくつ、何回ごまかしてきたかわかりゃしない・・・って、ちがうか(^^;)。 といえばこれはちゅうま先生のお話。教師の会の帰り道、サラさんと歩きながら。
THE END
13「やっぱり・・・」
35「おちる、おちない、おちる」
てまりちゃんとの出会いはちょっとほほえましくほろ苦く。 ちゅうま先生、あまりに切ない恋心。彼を見送るふうことサラさんの会話がまたいい。
14「ある午後の物語」
36「くるみ割り」
17歳の「おねえさん」とさくらんぼをほおばった午後のこと。「このふたりのまえで 笑えたわ あたし」の1ページは彼女の心境を雄弁に語って、とても切ないです。 ナント!29ページの大長編、舞台はスウちゃんの修羅場。突然舞い込んできた「不良少女」が、沢くんとこたつを囲むシーンが好きです。それにしても沢くん・・いい奴。
15「つゆの草
37「晴れ着」
ちゅうま先生とふうこの、少し心が通った(かもしれない)雨の日のお絵描き。 これはもう、ふうこの晴れ着に一本!です。
16「学期のおわりに」
38「1月のあそび方」
仲直りするはずだったつむぎちゃんの頬を、ふうこ思わずひっぱたき・・・ 「ポテト時代」以来久々登場のジョージくん。ふうこといいコンビぶりを発揮します。
17「夏の時間」
39「つむぎちゃんは思う」
あんまりまぶしくてあんまり暑い夏の日、一歩はいったひんやり暗いおうちにはだれもいなくて・・・そんなときのさみしさというかせつなさ、こころもとなさはほんの一瞬胸に去来するものです。そのほんの一瞬をこんなふうに表現してくれています。そうしてふうこは、「たのしかったと言ってさみしいという言葉の意味をしる」のです。 「あたしはほとんど勝ってるのにさ 時たま最後のひとつで負けてるような気分になっちゃうのよっ」そんなつむぎちゃんを、私もとても「好きだなあ」・・・
18「眠れない夜のはじまり」
40「雪の連想」
ふうこ、恋のはじまり? お父さんが振り返る、ほろ苦い雪の思い出。
19「サム」
41「彼女がやってきた日」
◇◇◇
◇◇◇
20「あの丘こえて」
畑も森も丘もみんなる。家族で訪れた高原で、ふうこはひとり丘の道。
21「真夏の夢から」
◇◇◇
22「幸福な夏のために」
そのネックはいつものあれ、そう、「宿題」です。
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