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No.229
西 炯子 にしけいこ
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ぼくは鳥になりたい ご意見ご感想お待ちしてます!
【出版社】小学館 【発表年】1990年発行 【サイズ】B6版【その他】プチフラワーコミックス
【感想】
□■□ ある日の掲示板□■□ ((99/6/27))
■トピック:おすすめの短編は?
●この人、短編のが絶対よい気がするんですがどうでしょうか?(99/3/7)
○西炯子大好きです。短編の方が連載より数段上の作品が多いですね。「さよならジュリエット」「ぼくは鳥になりたい」「えれが」といった短 編集はすごくいいと思うんですけど。読んでいて、あぁこの人頭いいなぁとか感じる。(美鈴99/6/24)
●小学館で学生時代に描かれていた古い作品を集めた文庫が上下巻で出てます。同じ小学館のパレット文庫には、西炯子さんの4コマまんがが栞になって入っているので、パレット文庫を買わなくても(おいおい)栞の4コマを見るという楽しみがあります(^_^;)。(祥子99/6/24)
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三番町萩原屋の美人1-10 ご意見ご感想お待ちしてます!
【出版社】新書館 【発表年】第1巻:1993年発行 【サイズ】ウィングスコミックス【その他】
【感想】
*もうこれ、大っっっっ好きです!某図書館でたまたま3,4巻を読んでハマり、その後職場で全巻一気買いしてしまいました。カバーかけすら楽しかったっす。明治という時代設定もいいんですが、なんといっても登場人物の魅力と、全体に漂う、いい感じの力の抜け加減がたまりません。みんなに知って欲しいけど、自分だけのものにもしておきたい…そういう気持ちを久しぶりに味わいました。ううもう…西炯子先生大好きですう…。ぱた。(撃沈)(2003/4 はるこ)
*2002年、とうとう最終巻がでてしまいました。漫画なのだからいつかは終わることは重々承知なのですが、それでもこの作品に終わりがきて、彼らに会えなくなってしまったことを不思議に思ってしまいます。時代は明治、老舗呉服屋の素っ頓狂なご隠居を中心に繰り広げられるこれまた素っ頓狂なオムニバス形式の物語。笑いあり、涙あり、時には人間の欲や業の深さをまざまざとみせつけられます。そして何より、癖と毒の強いキャラクターが最高です!主人公のご隠居は、齢60にして見た目はどう見ても30そこら。女好きでいつも遊女を侍らしているのですが、実は誰よりも今は亡き愛妻「いくさん」を愛しているのです。そんなご隠居がひそかに道楽でつくっているのが「いくさん」そっくりなからくりロボット。そんなご隠居を師と慕うからくり大好き少年、その友人(こいつがこの作品で一番オカシイやつ)、萩原屋の美形番頭さん・・などなどどのキャラもとらえどころがない魅力的なやつらばかり。明治という時代のモダンでハイカラな雰囲気もこの作品にはぴったりです。今も、日本橋かどこかにこの老舗呉服屋(デパート)は存在しているような、そんな気分が味わえる摩訶不思議な作品です。皆さんもぜひ読んでみてください。きっと、煙管をふかしたご隠居が暖簾からひょっこり顔を出して笑顔で迎えてくれるはずです。(2002/10 海)
*西炯子の作品って結構倫理的だったりするけど、三番町の美人はだれでも楽しく読める本だと思います。少女漫画というくくりになってしまうのかもしれないけど、そんな枠にとらわれない本当に面白い一級品の本。読む価値は大いにあり!(0108 へっぽこ)
*時は明治、大きな呉服屋萩原屋の御隠居は、粋で謎な老人で、噂によると、亡くした奥さんそっくりのヒトガタを作っているそうな。御隠居を取り巻く人たちが繰り広げるいろいろな騒動を描いた連作集です。なんといっても、御隠居が粋なお人で、とってもかっこいいのです。還暦過ぎとは絶対思えない。いやぁ、理想の老後ですね。(TC99/7/11)
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〓 西 炯子作品を語る 〓
この人めちゃ絵が上手いですよね。そして人間をとても魅力的にかく、すごく素敵な人だと思います。でも、随所随所絵といい、テンションといいすごい暴走っぷりをみせるので(とくに島田ね)そのギャップがたまらなく好きです。しかも、その暴走ぶりを本人はいたってクールに描いている気がしてならない。う?ん、不思議な人だ。(2003/6 三島かのこ)