前のマンガ家さん**次のマンガ家さん
*
No.120
望月花梨 もちづきかりん
関連サイト募集中
欲しくなったので買いに行く ・・・>Amazon.co.jpアソシエイト
*
エントランスへ□ 作品/作家館へ
スイッチ 全巻 情報・感想お寄せください
【出版社】 【発表年】 【サイズ】【その他】
【感想】
(2004/6掲載)
 スイッチですよね、やっぱり…。

 1巻も素敵で大好きですが、2巻、いいですよ…!
 2巻の最終話、最初にはだしのあしがでてくるでしょう?
 それと、最後に家に行ったって書いてありますよね。
 あれってどういうつながりがあるんだろうとか
 ついつい勘ぐってしまいませんか…(…私だけ?)
 だってはだしのあしの所に書いてあるせりふとかも意味深ですよね

 初見では全然そんなこと考えずに読んでいたんですが、一旦気付くと
 いろいろ話からうける印象が変わってきます。
 例えばLL教室で広田の寝顔をみて名倉が笑っているのも、
 もしかしたら家に行ってはだしになるようなことをしたのを
 思い出しているのかな、とか。
 …勘ぐりすぎかな。

 と、こんな感じで何度も読み返すといろいろ面白いという
 素晴らしい作品なのです。(軽くネタバレだ。)(ななこ)


*私もスイッチが一番すき。先生がかっこいいです。そしてなんといってもあの距離感が淡くて素敵。(2003.12.14掲載 青花)
*望月花梨の本だったら、やっぱ「スイッチ」だよ---!!あの本むっちゃ好きー!!!!あの二人の距離感とか、ほんと絶妙なんだよー(^^) 絵は繊細ですごく丁寧に綺麗に描かれてるし、それに・・なんだろう・・・すごく、すごく“透明”なカンジ。望月サンの作品感がたまらなく好きで、全作品読んだけど、やっぱ「スイッチ」最高・・・。(2003/10/2 チョコなっつ)
このファイルトップへ
欲望バス 全巻 情報・感想お寄せください
【出版社】 【発表年】 【サイズ】【その他】
【感想】
この本に収録されている、『25時の天国』がうなされるほど好きだ。 夜中の校舎で逢瀬を交わす金沢さんと佐竹君。しかし、思春期のなせる歪みが二人の関係を複雑なものへと変貌させる。好きな子への支配欲が、第二次性徴期をいう残酷な年齢を経て、二人を遠回りさせる。 私がうなるほど好きな理由は、誰もいない校舎がまるで二人のために存在しているかのようだからだ。昼と違う顔を持つ校舎は、当時小学生だった私をひどく魅了した。その思いは、今になっても変わらない。夜明けと、そこへ導くチャイムが二人の歪んだ関係の終わりを告げている。夜明けの校舎で、好きな人と鳥のさえずりを聴きけたら、どんなに幸せだろう。(2003/2 蜜生)
このファイルトップへ
コナコナチョウチョウ全1巻 情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社 【発表年】1995年 【サイズ】新書版【その他】同時収録=・境界 ・サクラチル ・金魚午睡 ・泥沼ノ子供タチ ・夏はまだこれからだし/リングがいっぱい!!?の「マンガの部屋」に望月花梨の詳細作品情報あり!
【感想】
*単行本一ページ目の緑子といい、扉ページのキスシーンといい真面目な少女漫画の体裁を構えつつ立派なポルノだと思う。もちろん裸のシーンは出てこないし、エッチなシーンも出てこない。けれど、思春期の女の子の目から見たこれは「性」の話だと思う。恋の話ではなく、異性に惹かれて行く話だと思う。上手な監督に映画化されて欲しい一作だった。んでもって初期の望月花梨さんにはあきらかに「悪意」があってそれがよかったと思う。一度読んでみて下さい。(2002/6 千花)
*今回は望月先生の作品全体について。はっきり言って、かわいそう、もしくはもの悲しい作品ばかりです!すべて思春期(小学校高学年から高校生あたり)の少年少女が主人公なので、激しく揺れ動く心境、切ない恋心を題材にしたものばかりなんだけど、ハッピーエンドそんなに嫌い?!って先生を問いつめたくなるほど。でもね、読まずにいられないんです。結局、ピュアだからこそ素直になれない、とか一途に恋したからちょっと道をあやまっちゃった・・・とか、誰にでもある青春時代の切ない恋心のもどかしい部分を強調しているものなんですよね。だから共感できる部分も多くて、ついついハマっちゃうのかな。べたなロマンスが苦手な私には、ビターで不思議な感覚の望月先生の作品はちょどいいですね。私はコナコナチョウチョウ、Wの庭園(両方単行本のタイトルにもなってる)あたりが好きですね。(ゆう99/2/7)
〜ある日の掲示板〜(99/3/7)
『コナコナチョウチョウ』『欲望バス』 思春期の男子女子の不安定な感情描くのが上手い作家。コマ割りもっと大胆にできたらもっと良いのに。
このファイルトップへ


### 望月花梨作品を語る ###
*望月先生の世界観が好きです。初期の作品も最近のものどちらもいいです。うまくいえませんが少女期独特の毒々しさが感じられます。とにかく読んで欲しいです。(2002/12 睦)
*この人の書くものは、全部せつなく、誰でも一度は感じたことのある気持ちを表している。でも巻末の「ノドアメイカガ」でそのイメージが総崩れになって、そのギャップがおもしろい!!特に好きなのはとげとピュアホワイト。おすすめです☆(2002/10 シュークル)