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No.325
喜多尚江 きたなおえ
*<未収録作品リストあり!>*http://www.ipc-tokai.or.jp/~ak-msy/Ruins/comics/kita/kitanaoe.html
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真夏の国
【出版社】白泉社【発表年】 1990年連載【サイズ】新書版【その他】花とゆめコミックス
【感想】
  好きですな。かなり。口のきけない少女と、その少女にあつーく思いをよせる男の子が主人公です。舞台は近未来のようです。この作者は、デビュー当時から、絵柄が変わらなくって、すごいめずらしい。ストーリーもなんてことなかったりするんだけど、どこか惹かれるものがある・・。ひとつのストーリーの中に必ず、お!って思うシーンが絶対ある。これは、才能だと思う。(2002/5 きょん)

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【出版社】白泉社 【発表年】1992/11/01発行 【サイズ】【その他】花とゆめコミックス
【感想】
*喜多尚江さん。大ファンなんです。絵が好き。そんなに上手っていう訳じゃない。技術的にそんなに高い訳じゃないんだけど、独特のかわいらしさがあって、ディフォルメのされ具合が絶妙でいい。趣味の差で意見が分かれるところかもしれないけど、「この絵がいい」という人も必ずいるはず。私がそうだ(笑)。それに、お話もいいの。
 この話は、とにかくもてるいい男「鳥彦」と、その幼なじみの男前な女の子「日向」のお話。この人が書くラブコメのお話っていうのは、たいがいある一定の法則があって、とりあえず元気でパワフルな女の子が主人公な場合が多いです。ただそれだけのお話を書くのなら、この人が一番なのじゃないだろうか?特に、この「地球の王様」はその中でも秀逸です。
 この人の書くお話は、もう一系統あって、それがお化けとか、精霊とか、龍神とか、狼少女とか、魔女とか、とにかく人間じゃない「妖のもの(という表現がファンの間で、ある場所で使われてます)」にまつわる恋愛もの。特にその場合は、悲恋になる場合も多いんだけど、いいです。ハッピーエンドのものでは「ファンタジア」を、悲恋ものでは「鬼がふり返った刻」をお勧めしておきます。(0204 みっつくんの部屋"名作を読み返す"より転載)
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### 喜多尚江作品を語る ###
この人の描く漫画の素敵な所は、可愛い絵が多いくせに決して絵だけの漫画にはなっていない事だと思います。私が初めて読んだ喜多さんの漫画は「ダブルムーン」でした。ちょっとSFにも似て、それなのに話自体はとても切なくて、第2話ではつい泣きそうになりました。喜多さんの漫画は主人公のモノローグが綺麗なんです。詩的というか。(2002/6 大柳くるみ)