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No.19
池田理代子 いけだりよこ  本人サイト 
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ベルサイユのばら 全10巻 情報・感想お寄せください
【出版社】集英社 【発表年】1巻1972/11/30 2巻1972/12/20 3巻1973/4/20 4巻1973/8/20 5巻1973/10/20 6巻1973/12/20 7巻1974/2/20 8巻1974/2/20 9巻1974/4/20 10巻(外伝)1974/5/20 【サイズ】新書版【その他】週刊マーガレット1972年21号〜1973年52号掲載/9巻巻末池田理代子による「ベルサイユのばら連載を終えて・・・」 および「初恋物語」、10巻表題作(週刊マーガレット1974年4・5〜6・7号)巻末「白いエグモント」(1973年お正月増刊号)収録
【感想】
ベルサイユのばら連載開始30周年で池田先生がTVに出演なさったり、マーガレットコミックス版(ちょっと高かった・・・)が復刊されたり、関連書もいろ いろ出たりで、久しぶりに盛り上がってますよね。私は母からさんざん連載当時のベルばらの話を聞かされて育ったのですが、実際読んだのは今から十数年前の 小学生の時、宝塚で2回目の上演があったころだったと思います。そのころは綺麗なアントワネットが大好きで、前半ばかり読み返していた覚えがあります。そ のまま大人になって、最近また読みました。すごいですよね。昔と感じ方がぜんぜん違うんですよ。色あせないし、新しい発見もあるし、昔は全然泣かなかった のに8,9巻は涙が止まらないんですよ。先生が今の私の年にこれだけのものを残されたというのは驚愕です。カラーイラスト集とか大百科とかも復刊されると いいですよね。外伝は6月に復刊するらしいです。それと「おにいさまへ…」も中央公論社から文庫版で出てるみたいですよ。(2003/6 りん)
* 『ベルバラ』で一番すきな登場人物はマリー・アントワネットです。ある雑誌で池田理代子先生は「アントワネットファンってほとんどいない」おっしゃってま した、のでかなり珍しいファンでしょうね。(笑)でも、なんかああいう我侭なお嬢さんって好きなんですよ。華やかで美人で、性格は我侭で傲慢な所もあるけ れど単純だし純粋だし、なんか許せちゃう存在なんですよ。苦労知らずで世間知らずで無知だったアントワネットが最後には、人間として大切な事に気付いて成 長した頃には、皮肉な事にもう手遅れなんだけど、私はその頃が一番スキかな。アントワネットの運命はというか人生は『破滅』に向かっていく人生のようだけ ど、それはある種、宿命というか、フランスという国の運命と心中した人生だった気がします。(2002/7 まりも)
*フ ランス革命という大きな歴史背景でそれにのまれないキャラクターがとても魅力的な作品です。一人一人に個性があって、悪役にも人間らしい『善』の部分が見 え、徹底したいやらしさがありません。 歴史的にも、話的にも楽しめ、無理やりな歴史の刷り込みもなく、歴史の出来事も物語りの一部として楽しめます。一度はまったらぬめりこんでしまいます。 (0112 あ ず)
*小 学生の時に「ベルサイユのバラ」を読んだ時から、私はオスカル様の虜となりました。あれから色々な漫画を読みましたが、やはり私のバイブルとなるものは池 田先生の「ベルサイユのばら」だと思います。おかげでフランスの歴史に興味をもちいろいろ政界が広がりました。壮大な歴史ロマン、そして華麗なるロココの 世界・・・・本当に感動です!私の娘にも是非読ませようと思います。それにしても本日放送分の「とっとこハム太郎」でベルバラを馬鹿にした内容でオスカ ル、アンドレと名前も同じ劇画の絵もそっくりで馬鹿にした内容をテレビで放送していたのは、とても腹立たしかったです。(0112 kazubou)(投稿を頂いたのは11月9日です:管理人)
*革 命前後のフランスを舞台に史実とフィクションの絶妙なかみ合わせで描くいわずもがなの愛と感動の人間ドラマ。これはもう一時期あまりにはまりすぎて、今何 を書いてもその頃の心情は表せずもどかしい思いです。いやー当時は!全身全霊注いでましたね。ロザリーになって物語に入り込みたいと本気で思ったものです (^^;)。もちろん今読んでも十分感動するに足る、押しも押されもしない名作。(雁1998/11/28)

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オルフェウスの窓 全4巻 情報・感想お寄せください
【出版社】中央公論社 【発表年】1巻1988/1/20 2巻1988/2/20 3巻1988/3/20 4巻1988/4/20 【サイズ】A5版(愛蔵版)【その他】週刊マーガレット及び月刊セブンティーン掲載/1巻巻頭池田理代子による「まえがき」 /レーゲンスブルクから直送!水野さん(下記感 想欄参照)のホームページへ
【感想】
3*感想欄に、「はじめはドイツ片田舎の音楽学校での少年 (少女)たちの出会いから書き起こし〜」と書かれてあってちょっとびっくり!
 片田舎と書かれてあるレーゲンスブルクは、かって神聖ローマ帝国の国会が100年以上開催された由緒ある 都市で、かってのバイエルン州の首都。まあ、ドイツ人がこのホームページを見ることはないにしろ、「京都という片田舎が舞台の・・・」と書かれてあるのを 見て京都人は何と思うことか。
 漫画のモデルになった教会音楽学校は、黄色く輝く美しい塔をもって、ドナウ川とレーゲン川の中州にあり、 イザークが「皇帝」を演奏したケプラー記念碑と音楽学校の建物のモデルになったトゥルン・ウント・タクシス城はともに駅前の公園にあり、漫画にたびたび出 てくる大聖堂も含めて、私の住まいからどれも歩いて10分ほどで行ける。漫画上たびたび事件が起きたカーニバルはあと1ヶ月ちょっとで開催されるので、街 のデパートでも仮装用のコスチュームが売り場を占領している。レーゲンスブルクはそれはそれは美しい古都なので、ぜひその「片田舎」をその目で確かめに来 てください。
 そういう私も、つい一週間前に漫画「オルフェウスの窓」の存在を知ったばかりで、数日前にレー ゲンスブルク大学の図書館で、「オルフェウスの窓」愛蔵版を発見して、むちゃくちゃびっくり(何でここにあるの)?!今、借りて読んでいるところです。 (水野00/2/6)
2*「ベルばら」は小学生時代すでに愛読書でしたが、こちらはそうはいかない、長いし歴史複雑だし画風は 思いっきり変わるしで、完全読破は高校生になってから。ロマノフ王朝の隠し財産とロシアボリシェビキ革命とを軸に、それらに翻弄されながら悲劇的な出会い と別れをたどる登場人物たちの生き様が、池田理代子流ロマン(つまるところ愛と芸術、そして死)あふれる絵と展開で描かれます。はじめはドイツ片田舎の音 楽学校での少年(少女)たちの出会いから書き起こし、そこからやがて歴史的な舞台へなだれ込んでいく様はまさに圧巻。それにしても中央公論の愛蔵版は、 お、おもい・・・。(雁)
1*最初読んだときはなんて素敵な伝説のある窓なんだろう とおもって読んでました。でも後半かなり史実なとが混ざってかなり難解になりました。絵柄も深刻な絵柄になって。結構つらい話ですね。でも女性が男性とし て育つあたり、ベル薔薇を連想させていてちょっとあこがれがありました。(モリコ98/10/1)
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