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No.190
藤田貴美 ふじたたかみ
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CAPTAIN RED 情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社 【発表年】1992年発行 【サイズ】【その他】花とゆめコミックス/「赤い群集」を同時収録
【感想】
「CAPTAIN RED」: 数多くの商船を襲い、国中から恐れられている「海のサソリ・海賊レッド」が、レッド討伐を誓うモーヴ提督の目の前から、領主の「宝石の姫」プリムローズとウィステリアをさらっていった。レッドに反抗的で何度も脱走を企てていたプリムローズも、他の海賊との戦闘をくぐり抜けていくうちに、レッドとの熱い恋に落ちていく。しかし、二人の姫の救出に向かった船に、プリムローズとウィステリアは助け出され、プリムローズとレッドは離ればなれになってしまう。そんなとき、海賊レッドを打ち倒した都の海賊討伐艦隊のウォーリック提督が館にやってきたが。海の上での闘いを共にくぐり抜けるうち、レッドのことを憎みながらも彼と激しい恋に落ちてしまうというのは、ラブロマンスの王道でよいですわ。おまけに最後に、こりゃあたまりまへんなぁの王道パターンがもう一つ。姫のドレスがとてもきれいです。
「赤い群集」: 核戦争を繰り広げる軍事国家で、原因不明の病気が発生した。小さな虫が人の皮膚を食いやぶり、血管の中を泳いで、内臓に卵を植え付ける。幼虫は人間の内臓を食料として成長し、その人間を食い尽すと、新たな犠牲者を求めて空気中を飛び回る。現在、治療法はなし。恋人を虫に食い殺された青年は、まるで死に場所を求めるように、砂漠の中を徒歩で西の国に向かった。砂漠で倒れていたところを、宿屋の娘ユエに助けられ、宿屋で暮らすようになる。だが、その西の国も安全であるとはいえなかった。(TC99/5/23)
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