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*No.365
湖東えむ ことうえむ
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ヨシオ
【出版社】【発表年】【サイズ】【その他】別名湖東美朋
【感想】
 湖東えむ、別名湖東美朋先生。彼女がまだ、先の湖東えむというペンネームで(多分デビュー作なんでしょうか)ファンロードに書いていた「ヨシオ」という四コマ作品が、私の十代最後の大笑いの記憶です。主人公ヨシオはかのジャニーズタノキントリオの野村義男さんをモデルにしているらしい。ぼけぼけのキャラで、ファンロードならではの、マンガ通たちの楽屋オチ盛りだくさん。初めてマンガを読みました、って方にはちょっと意味不明なギャグが満載で超マニア向けでした。でも残念ながら、作者の趣向変容と共に後半は内容が一変し、当時人気だった光ゲンジのパロディ風になって連載は中途半端なまま終了。読み応えはゼッタイ前半にあります。湖東先生は、それから実業之日本社「おまじないこみっく」でジャニーズ公認マンガなどお描きになっていらっしゃったようですが、私はファンロード時代の彼女がマンガ家としてはある意味一番円熟していたのではないかと思います。「ヨシオ」単行本は八十年代後半に二冊出版されていましたが、現在は絶版の模様。(00/12 香住)
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