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No.151
山本おさむ やまもとおさむ
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どんぐりの家 全4巻 (2005/5up) 情報・感想お寄せください
【出版社】 【発表年】【サイズ】【その他】
【感想】
(2005/5up)
*この話は「圭子ちゃん」という、ろう重複障害を持って生まれた子を中心として始まる。周りの人々の冷たい目や無関心な目に傷つき、将来に絶望し、親であることから逃げ出したいと願ったこと。けれど「圭子ちゃん」は生きているんだ、せいいっぱい生きたいと全身であらわす。背負っていけないほどの重い荷物を持っているのは、私たちの方なのだと、教えてくれる。
子供たちは、なんて美しいのだろう。夕焼けを見せようと石を持つ「清君」も、ジャングルジムでお月様が大きいよと両手を伸ばす「圭子ちゃん」も。
一緒に生きる事を望んだ親たちが直面する「学校を卒業したら、どうなるんだ?」の問題。途方もない金額を集めないと「共同作業所」は、開設できない。少しずつ、少しずつ。たくさんの人たちへ「ありがとう」を渡しながら、みんなの家は大きくなり、「生きててよかった」とみんなが思うようになってくれる。
この漫画はアニメ映画化されました。ただ、独自の上映方法をとられたので、一般の映画館では見ることができません。現在、ビデオ販売されています。兵庫県映画センターで、取り扱っているようです。(おっきい人)
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ぼくたちの疾走 全巻 (2005/5up) 情報・感想お寄せください
【出版社】 【発表年】【サイズ】【その他】
【感想】
(2005/5up)
*はじめの頃は、楽しい学生生活の描写。途中同級生の少女の自殺に関わるうち、トーンが変わります。その朝、雪かきをする主人公の独白は、胸に詰まります。自主製作映画のグループに加わり、彼女との間の子供を堕胎するか悩み・・・青春は苦しく素晴らしいものなのです。(おっきい人)
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わが指のオーケストラ全4巻 情報・感想お寄せください
【出版社】秋田書店 【発表年】1巻1991年 【サイズ】A5判【その他】ヤングチャンピオン連載/実在の人物をモデルにしたフィクション・重要参考文献「指骨」(川淵依子、新小説社)「手話は心」(全日本聾唖連盟)
【感想】
*初めて読んだのは、中学2年の夏でした!今では考えられない聾者に対する偏見や差別を知ることが出来た!今聾学校では手話教育がされていない、1日も早く手話を使った授業をすべきだ!と思った!(2003/7/3 まこ)
*高校生の時分に読んですごく感動した作品です。「口話法の方々は手話のない世界、聾唖者が手話をしないですむ世界を理想とするでしょう。しかし我々は聾唖者が手話をすることが認められる世界、さらには全ての人々が手話を理解する世界を理想とします」 高橋が西川に対して発したこの言葉の中に、作者の言いたかったことが凝縮されているように思います。(2003/6 はまりゅう)
*わが指のオーケストラ大好きです!初めて読んだのが小学六年生でした。どんぐりの家、遥かなる甲子園も好きですが、やはりこの高橋先生の人格に心打たれます。聾問題だけでなく、差別を扱っている漫画のなかでも、最高傑作だと思います。(0112 きゃらぽん)
*大正のはじめ、厳しい差別と貧しさの中で生きる聾唖者と音楽教師として彼らと出会った青年を通して、障害者、彼らに対する差別、その根源を問いかける作品。泣けます、泣けますが、求められているのは感動、ではなく、私自身が考えること。そして行動すること。(雁99/4/4)
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