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私を月まで連れてって文庫全2巻情報・感想お寄せください
【出版社】中央公論社【発表年】文庫版1巻初版1995/06
【サイズ】文庫【その他】小学館文庫
【感想】
*最近メロディで「ブライト」の話が出てからというもの、またまた昔何度となく読み返した「私を月まで連れてって」を思い出し熱に浮かされてます。とにかくハッピーでロマンチックでセリフも絵もなにもかも完璧!!これに巡り合ってからシナトラの(フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン)を始めジャズにはまり、SF小説にはまりと世界を広げてもらいました。「天馬」も大好きで先生の物はほとんど読んでますが、ロマンチックコメディはピカ一だと思います。今は「ブライト」の話の続きが待ち遠しい!!(2003/5
チェブラーシカ)
イズァローン伝説全12巻 情報・感想お寄せください
【出版社】小学館 【発表年】1巻1982年
【サイズ】新書版【その他】
【感想】
*竹宮惠子「イズァローン伝説」の感想です。 この作品は私の思春期のウィタ・セクスアリスです(お恥ずかしい)。過激な性描写はありませんが、ある意味では「風と樹の詩」よりもエロチックかも、と思うのは私だけでしょうか。ティオキアがだんだんと女性化していく辺りが何ともいえずえっち。(2002/5
よっち)
*太古に封印された魔(超自然的な力)を受け継ぐ両性具有者ティオキアと人と魔との関わりを描く。神秘的な奥深さを感じさせるファンタジー。(雁)
*心優しい王子の最後の結末にとても心が痛みました。昔は人間は誰でも両性であったという話はとても好きな題材の一つです。(モリコ98/9/29)
天馬の血族 1-19→ 情報・感想お寄せください
【出版社】角川書店 【発表年】1巻1992.1
【サイズ】新書版【その他】
【感想】
*最近出た完全版の装丁に惹かれて思わず買ってしまい、見事はまってしまった作品でした。竹宮作品というのは、不思議と「100%憎まれ役」というのが出てこない気がします。あれほどサディストで化け物じみた帝でさえ、怪物としての運命を生きざるを得なかった悲しみに彩られ、何だか憎みきれない。逆に他人を犠牲にして幸福を得ていくような少女漫画のヒロインにありがちな展開も、アルトジンには皆無でした。彼女にしろオルス皇子にしろ、またイスマイルにしろ、失われたものと向き合って初めて幸福を手にしていく、そんな生き方をしていてとても好きです。「風と木の詩」の中にあった「なら犠牲のことは考えるな/得たもののほうが大切だ」という台詞にも通じる気がします。まさに「胸のすくような」作品でした。(2003.12.14掲載 緋桐)
*このコミックを読んで感動し、嵌ってしまいました。確かに今までの竹宮作品と通じるところがありますが、モンゴルをテーマにしたあの男らしいオスボルト皇子と中性的なかわいいアルトジンに何ともいえないロマンスを感じ、このままハッピーエンド(竹宮作品ではかなり少ない)になることを期待しています。1-22巻までは速やかに購入できたのですが、23巻24巻になると購入できず、なんと24巻などは絶版で重版未定とのこと。ショックです。どうにかして24巻を購入したいと思うのですがオークションで1300円まで高値がついてました。・・・私は、この作品の結末を知らないのです。(23.24巻を読んでないので)どなたか教えて下さい。(2002/8 am6364)
*竹宮惠子さんの『天馬の血族』の感想ですが、私の場合は『地球へ・・・』と共通点が多いと思っています。システムに疑問を抱く巴紋たちや、遺伝子操作、超能力者の哀しみなど正にSFテーマで、大好きな作品です。いよいよ来月は最終回という事で楽しみです。(森野泉99/12/5)
*感想を書こうと思ったけど、書けませんでした。実際に読んでもらって、感想を聞かせてほしい作品かな?オルスボルトとイスマイルの関係は「ファラオの墓」の2人の関係を思い出せました。(名前忘れた。ごめんなさい)どの登場人物でも共感できるものがあって、みんなが幸せになってほしいなと思うけれど、でも無理なんだろうなというお話。今、これを書いていて私が「風と木の詩」をいまだに買えないでいる理由は共感できないんじゃないかという不安があるからかもしれないということに気が付きました。(もんち98/11/6)
風と木の詩 情報・感想お寄せください
【出版社】白泉社など 【発表年】1976年より連載
【サイズ】あれこれ参照
【あれこれ】白泉社文庫全10巻、小学館叢書全9巻など
【感想】
(2005/5up)
*私は中3のときに友人に勧められて初めて読みました。これほどまでに1ページ目から引き寄せられていく漫画は初めてでした。私も一つ一つの詩を暗誦するほどでした。ぜひ読んでみてください。(あん)
*小学校のときにはじめて読んでとってもどきどきしたのを覚えています。その後単行本で なんどもなんども読み返しました。登場人物がそれぞれにいろんな人間性を抱えていて物語がつくれるんじゃないかなと思います。大学の講義でパブリックスクールについて詳しく勉強したことで大学のころに一番はまっていたように思います。結婚を機会に1度手放しましたが また 文庫本で手元にそろえています。一番大好きな作品です。(2003/7/6
まみ)
*「風と木の詩」は、私にとって生涯ナンバーワンの漫画です。初めて読んだのが小学5年生のときで、少年同士の性描写が細かく描写されており大変ショックをうけました。何年か後にもう一度読み返して、その作品の深さに何度も考えさせられ涙しました。私がこの作品に出会ったのは今から8年前で、JUNEやボーイズラブなどの同性愛ものはめずらしくもなんともない漫画時代に生まれた私にさえこんなショック(いろいろな意味で)を与えたのだから、リアルタイムで読んでいた当時の読者の衝撃は相当なものだったと思います。(リアルタイムで読めた方が羨ましい)「少年愛」がテーマだからといって毛嫌いして読んでいない方も多いと思いますが、この作品の最大のテーマは少年愛ではなく「人間の二面性」です。ちょっと哲学っぽいのですが、悪と善、男と女、愛と憎しみなど・・。竹宮先生がこれまで一貫して描いてきたテーマが凝縮されています。男性も含めいろいろな方に読んでもらいたい名作であるのと同時に、竹宮恵子という漫画家が少女漫画界にいかに大きな影響を与えた人物なのかを知ることができる作品でもあると思います。詩人・故寺山修司や、作家・栗本薫などこの作品を心から愛する著名人が数多くいらっしゃるのもうなずける名作中の名作です。(2002/9 海)
*「最も完璧な物語」と呼べるほど、私の中の至高の作品です。ひとコマひとコマのすみずみに至るまで、作者の魂と情熱がこもっており、長編にも関わらず、中だるみも尻つぼみも一切していません。絵も繊細な硝子絵のようで美しく、主人公のジルベール少年がコマのなかに立っているだけで鑑賞に値します。 何より、この作者は物語というものに対して恐ろしく鋭い感性を持っています。漫画家とならずとも、小説家でも成功したでしょうし、詩心も持ち合わせていらっしゃるようです。「風と木の詩」の処々にちりばめられた詩がそれを証明しています。冒頭とラストに飾られる「ジルベール・コクトー/わが人生に咲き誇りし最大の花よ…」という詩は、暗誦できるほど気に入っています。とにかく第一コマ目から物語に引き込まれてしまうほどの、圧倒的な世界観です。小説を越える漫画を読みたい方は、ぜひ一度お読み下さい。(2002/9
緋桐)