open1999.6/20
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◆トピック◆◆
◆collection◆
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掲示板でひとくくりのトピックとして盛り上がり、作品ごとにわりふるだけではもったいない…そんなトピックを集めていきます。*
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エントランスへ*ご意見ご感想
No.1 (極上の)恋愛もの(99/6/20)…No.2 ガールズ・ラブ(99/6/27)…No.3 料理まんが(99/7/4)…No.4 裁判もの(99/7/18)…No.5 西部もの(99/7/18)…No.6 ノスタルジー(99/8/15)…No.7 りりか(99/8/15)…No.8 貸し本屋(99/8/15)…No.9 オーディションもの(99/8/29)…No.10 全国まんがの名跡(99/8/29)…No.11 心理もの(99/11/7)…No.12 肉筆回覧同人誌(99/12/5)…No.13 異世界(恋愛・冒険)もの…(00/1/23)…No.14 医者もの…(00/1/23)…No.15 泣ける(恋愛)もの…(00/1/23)…No.16 子供向け漫画…(00/3/25)No.17 女の子が初めは男の子に冷たくされながら でもがんばって最後は結ばれるお話…(00/5/28)No.18 胸が痛くなるようなせつないボーイズラブ…(00/5/28)
…No.0 最近のオススメ(新しいものを上へ追加していきます)
過去ログ45-2229&2231&22332237-も関連の話題あり!(99/10/10)
いきなりですが、変でおかしい面白い漫画と出会ってしまったんです。「かいしゃいんのメロディー」(大橋ツヨシ)と言う漫画なんですが、これが、とぼけてて妙に面白いんです。四コマなんですけど、(皆さんは、四コマなんて読まないですか?)お腹かかえて笑っちゃいました。変なサラリーマンと、へんな会社のおはなしです。暇な時にぜひどうぞ!(かず99/8/20<41/2035>
最近まとめて読み直したTONO「カルバニア物語」が面白かったです。charaコミックスから4巻まで出てます。架空の王国の若い女王と幼なじみの公爵令嬢のお話。楽しいコメディです。公爵令嬢のエキューが男装(じゃないと本人は思っているけど)の美形で、女王のタニアはDカップの美女。レズと噂されたりしてますが、とっても仲のいい幼なじみな関係が楽しいです。(祥子99/8/18<41/2001>)
大塚ぽてと「ハート型時限爆弾」(ワニマガジン)。大塚ぽてと名義で2冊目の単行本(前の単行本「ときめきの引力」まつおゆりこ名義の「ひとりじゃできないHOMEWORK」(ワニブックス)もよろしく!!)。天然総ボケな女の子がかわいくて大笑い。楽しくてサイコー。ちょっとえっちいけど成年マークはなくて買いやすくてとってもおトクだよ!!(なにが?)そいから八房龍之助「宵闇眩燈草紙」(メディアワークス)もいいすよね。黒っぽくてかっちりすっきりした絵が気持ちいい。入江紀子「のら」のアスペクトから全3巻での復活はだれも書いてなかったと思うけど、あまりにもあたりまえすぎですか? でもやっぱ読まなきゃだめですよね? てゆーか読もう。読め。みたいな。えらいぞアスペクト!!(かぜはるか99/8/10)
ほんとに結構良いです>入江紀子「のら」全3巻 その他の最近のお勧めは・・・なんだろう? 「ピアノの森」かな? 「神童」と比べてしまうといけませんが、素直に読めば結構いけます。(WestRiver99/8/10)
私のおすすめは、伸 たまきパーム(シリーズ)の、「あるはずのない海」です。キャラクターや、設定も面白いし、まるで映画見た後のような読後感。おすすめです。 (かず99/8/8)
山田睦月「ペーパームーン」(新書館)。今まで読んだこの人ので一番好き。堤抄子「聖戦記エルナサーガ」全13巻(エニックス)。ついに完結しました。未読の方はぜひ。二宮ひかる「ナイーヴ」全3巻(白泉社)。こちらも完結。あ、これも恋愛ものぢゃん(笑)。(かぜはるか99/6/30)
最近、一番気になっている漫画家さんは、笹野鳥生さんです。彼女の作品は、どれも、恋愛一歩手前の、一緒にいることがとても心地よいという段階の男女の関係を描いています。男女間のこういう関係は、ある意味、得難い瞬間なのだとおもいます。別になにがすごいということはないのですが、読後感がとても心地よい作品なのです。それから山名沢湖さん。amie 初夏号には同人誌でそのシュールな感覚がとても気に入っている山名沢湖さんも描かれています。商業誌ではおとなしいメルヘンを描いているのがものたりませんが、惚れた弱味というやつです。(TC99/6/8)
野火ノビタ(榎本ナリコ)さんの「HAPPY UNDER LIFE」ってマンガ。これもいわゆるボーイズラブなんだけど。受けが中身女でさ(笑)。それ自体は珍しくもなんともないんだけど、ある時立場を入れ替えてしまうわけです。攻めと受けを。つまり中身女の方に攻めをやらせてる。これがなかなか面白い。やる方も大変なんだなとか。いつも痛い思いをさせてゴメンとか言ってる(笑)。話の持っていきかたに、なんかみょーに感心した。完成度はまだまだだけど「センチメント」に続く片鱗のカケラはこのへんからすでにカンジられるよ。最近ちょっとお気に入りの作家さんと言うと山田靫さんかな?男がちゃんと男っぽいホモマンガってなかなか珍しいっすね。(NAVI 99/3/30)
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…No.1 (極上の)恋愛もの…(99/6/20)
やっぱり『めぞん一刻』ですかね。定番というか無難ですけど。それから、星里もちる『ハーフな分だけ』『いきばた主夫ランブル』も好みです。(アイベックス99/6/5)
やっぱり、内田春菊の一連の作品、はずせないでしょう。ただいま、感想、整理中です。そうだな。「目を閉じて抱いて」をあげておきます。番外として、「水物語」<ああ勘違い恋愛マンガ  それ以外では、「11人いる!」萩尾望都)は、反則? 正統派としては、「生徒諸君!」、はずせません。青年コミックスからは、守村大「あいしてる」。総じて、少年マンガで扱われる恋愛は、底が浅いですよね。子供の頃、西谷祥子の「メリールー」という作品の中で、「醜いほど、少女は早く大人になる」と言ったセリフがあり、少年マンガと比べて、「洞察力」の深さに打たれた記憶があります。最近の少年マンガはどうなんでしょうか。恋愛を描けるほどのレベルに達しているんでしょうか。(ジンジム99/6/5)
とりあえずちば拓さんの『キックオフ』と三浦みつるさんの『Theかぼちゃワイン』を上げときますか。この2作は今でも読むと全身掻きむしりたくなるくらい「恥ずかしくなるほどベタな恋愛漫画」です。この歳になっても未だ恥ずかしくて読むとのたうち回ってます。極上とは別物を上げてすいません。ただ恋愛漫画って言うとこれが思い浮かんでしまうんで・・・ (やの99/6/5)
「トーマの心臓」・・・駄目ですか? ヘテロという条件じゃなければ立派な恋愛物だけど・・・(笑) 「小さな恋のものがたり」(みつはしちかこ)日常になった恋愛を描いてすごい、くどい、しつこい・・・(爆) (かも99/6/5)
なかなか思い付きませんね。というか、恋愛テーマのまんがって、たくさんあるんですが、ピンと来ないというか、感動を受けることが、なかなかないというか、……。
>「トーマの心臓」・・・駄目ですか?ヘテロという条件じゃなければ立派な恋愛物だけど・・・(笑)
かもさん、「駄目」です。 うーん、真正面から、反論してしまうことになりますが、……。
わたし的には、あの作品の主題は「残酷な神が支配する」と同じで、傷ついた魂とその救済にあると、考えております。
うーん、ところで、恋愛してるのはだれ?? トーマ?エーリック?まさか、ユーリ???
エーリックの「好きだ!」って感情、真実のものなんだけど、でも、それは「みんな」がユーリに対して持っている暖かい感情と同質のもので、恋愛じゃないんです(似てるけど)。
あの作品を読むたびに、わたしの中にも、暖かい穏やかな感情が沸き上がって来ます。
なんて書いているうちに、いくつか、恋愛物の秀作、思い付きました。
秋元康・木村千歌「あずきちゃん」 谷川史子の諸作品よしながふみ「月とサンダル」
と、書いているうちに、恋愛を(真っ正面から? )ちゃんと描くことって、大変なことなのね。って、思ってしまいました。
人が生きているって、色々あるわけで、恋愛していても、そのいろいろが絡んでこないわけ無いものね。というか、現実、恋愛しているつもりで、自分のコンプレックスや、自身で解決すべきいろんな問題なんかと、格闘してるだけ、とか、いうことって、ほんとうに多いし、……。
と、考えてみると、ちゃんと恋愛を描いている、上記のような作品て貴重だよね。(honbako99/6/6)
恋愛ものというと、私の場合は真柴ひろみさんでしょうか。特にこれがすごいというものではありませんが、各作品に共通して流れる「好きという気持ちにはブレーキはかけられない」というメッセージがとてもストレートで共感してしまうのです。(TC99/6/7)
60,70年代の少女漫画の恋愛物って好きなのが多くて選べないのが正直なところなんですよね。前回に続きベタベタと言う意味で1作上げると里中満智子さんの『ジュンとマリー』などいかがでしょう?ライバルも登場しないひたすら二人の甘い世界ですが飽きることなく1冊読めてしまうんで気に入っています。ちなみに前原滋子さんは最近BE LOVEの方で活躍されてるようですね。わたしは70年代の短編集や「杏&影シリーズ」の方が好きですが。あとこの時期の講談社系だと板本こうこさん、文月今日子さん、横田幸子さん、辻村弘子さん、波間信子さんあたりの恋愛物が好きです。横山文代さんはいいです。初期とその後で大きく絵柄は変わってますがストーリーの底辺にある切なさの描き方が上手いですよね。「紅物語」もハッピーエンドに違いないけど素直には喜べないラストだったし。(やの99/6/7)
恋愛ものといえば,くらもちふさこさんを忘れてはイカンです!(^_^) どの作品も少女期の恋愛を純粋に描いていて,心洗われる思いがするです。必ずハッピーエンドになるというのも,読んでいて安心ですね。(sho@99/6/7)
うーん、苦手分野なのであまり読まないですが……柊あおい「星の瞳のシルエット」が思い浮かびます。よくもまぁあれだけ複雑な恋愛模様を盛り込んだものだなぁ、と感心した記憶があります。(梶原青霧99/6/7)
いくえみ綾「POPS」私の中での恋愛ものベストはこれかもしれない。主人公と同時期に高校生だった私は、主人公の素直になれない部分に共感していたのかもしれません。あと、sho@さんも書いているけど、「くらもちふさこ」は外せませんね。私も、この人には思い入れがかなりあります。「いつもポケットにショパン」「わずか1小節のラララ」、そしてなんといっても「東京のカサノバ」でしょう。私のくらもち作品のベスト3はこの3作品です。(もんち99/6/7)
70年代の恋愛漫画の達人といえば一条ゆかり、里中満智子、池田理代子あたりではないでしょうか? 個人的には「ベルサイユのばら」のラスト近く。アントワネットとフェルゼンの哀しくも激しい愛が最も印象に残っています。髪の毛が真っ白になっちゃったアントワネットと命をかけて一夜の逢瀬のために忍び込んだフェルゼン。うう、泣けたなあ。私のくらもちふさこ作品ベスト3は「海の天辺」「アンコールは3回」「いつもポケットにショパン」かな? (セサミ99/6/8)
高口里純の短編(「愛しているよ」「イヤリングサマー」など)が好きですけど、あれって、「片思い」の話だし。「恋愛物」とは言えないような。(SF99/6/8)
「トーマ」が魂の救済、という意見には同意します。つまり意義ないのですが、そうすると、恋愛の定義の問題になります。恋愛って、肉の部分の「恋」と精神部分の「愛」とがからまったものですよね。でも、どちらも究極的には魂の救済を求めているわけです。「至上の愛」は神への愛だ、と聖書にも出ています。(笑) ですから、魂の救済を求めるのが恋愛だ、と定義してもなんの不都合もないような気がしますが、どうでしょうか? (トーマの中では、みんなが救済を求める恋する子どもたちでしょう・・・恋って、「請い願う」から来てるので、救われたい人はみんな恋する人でしょう)(かも99/6/8)
自分のページ見直してて思いついたんですが(笑)、こなみ詔子「月の下できみは」「ケンジ。」に入ってます。短かいですけどせつなくて痛いです。 (かぜはるか99/6/30)
マンガに関する調査依頼(?)です。調査内容は『誰が読んでも感動する恋愛マンガ』です。新旧はもちろん。少年・青年・少女・レディース。何でも良いそうです。お勧めの恋愛マンガが有りましたら教えてください。 お願いします。(雛霰99/7/14)
誰が読んでも感動できるのは、「生徒諸君!」でしょうね。#と、勝手に決めてしまいますが。たぶん、汎用性、あると思います。(ジンジム99/7/14)
恋愛物と言えば、里中満智子さん、何で出ないのでしょうか? ストレートすぎ? (ジンジム99/7/15)
私は「恋愛もの」というより、女性の成長に重点が置かれているように感じます。 >里中満智子さん(SF99/7/15)
誰もが感動するかどうかわかりませんが、恋愛漫画で思い出したのが和田尚子さんの「片道切符シリーズ」です。片思いのせつない気持ちがテーマ。 今は両思いになっているふたりですが、いまだに片思いの気分を引きずって連載中(笑)。(祥子99/7/16)
皆様、有り難うございます。自分の所のチャットで出てきた回答の中間報告をここでしています。良かったら見てやって下さい。(雛霰99/7/17)
最近の恋愛漫画というと、恋愛そのものを扱うよりもむしろ、恋愛を通じて女性が成長する(自分さがしをする)作品が多くなったような気がします。具体例というと、そうですね、私は余り共感できない作品ですが、「イマジン」(植村さとる)かな?(晶99/7/17)
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…No.2 ガールズ・ラブ…(99/6/27)
すぐに思い出すのは、藤村真理さんの「降っても晴れても」でしょうか(^_^;) マーガレットコミックスで出ています。プラトニックなお話です。古いところでは、福原ヒロ子さんの昔の作品など、女同士の妖しい雰囲気の作品が多かったと思います。吉田秋生さんの「桜の園」も、女の子同士のプラトニックな関係が出てましたね。(祥子99/6/20)
少女まんがにはたま〜に出てきますが、だいたいプラトニックで片思いですね。(清原なつの「Children hour」木原敏江「緑のエリオット」など)でも、福原ヒロ子さんの作品は、たしかに妖しかった…。こういう作品が載るなんて、セブンティーンってすごいと思いました(笑)。
(SF99/6/20)
そうそう、福原ヒロ子さんの作品って、あのころ妖しくてどきどきしましたよ(笑)。おなじ時期におなじように妖しかったのが、イケスミチエコさんかな。池田理代子さんの「お兄さまへ」「章子のエチュード」、短編で「早春の...」(題名失念)(^_^;)も、女の子同士のお話でしたね。(祥子99/6/20)
福原ヒロ子の従姉妹ヴァレリアは、セバスチャン・ジャプリゾ作のミステリ「シンデレラの罠」の派手な設定をベースに、さらにドラマチックに、長谷川一夫演出のベルばらのように、これでもかのサービスてんこもり。私の大好きな作品です。福原さんはジャプリゾがお好きのようで(シブイ)、その他大勢の名前にも他作品のヒロインの名前が。(pearl657 99/6/20)
福原ヒロ子さんと言うと『青い鳥飛ばそ』とかガールズラブ系の話だったような記憶が。あてつけに男と寝てしまう当たりがすごいと言うか。池田理代子さんの『ふたりぽっち』もガールズラブだったかな?あまりなラストに読みながら突っ込んだ記憶があります。(やの99/6/20)
有名どころといえばなんと言っても山岸涼子さん「白い部屋のふたり」池田理代子さん「ふたりぼっち」「桜京」あたり。篠有希子さんのデビュー作「あーちゃんの思い人」もちょっとその雰囲気アリ。新しいところでは、やはり清水玲子さん「輝夜姫」ではないかな?樹村みのりさん「海辺のカイン」ガールズラブと言えるのかどうかわからないけど。(SESAMI99/6/20)
「ふたりぼっち」ありましたね〜。すっかり忘れてたのですが、おかげでまざまざと.(笑)たしかにあまりなラストかもしれないな(^_^;)。篠さんの初期の作品は、女の子どうしの微妙な気持ちが描かれたものが多かったですね。「アルトの声の少女」の主人公好きでした。福原さんのガールズもの(笑)は、いわゆる「男っぽい女性」ではなくて、憧れられる方の女性が大変女らしいのが特徴かもしれません(^_^;)。姉御肌なんだけど、とてもフェミニンでございます(笑)。(祥子99/6/21)
ガールズ・ラブというと、スタンダップとかいう版元(編集プロダクションだったかも)からそういう企画のムック本が出ていたように記憶しております。うーん、5,6年前のことで、手許では確認できません。資料が見つかりしだい、詳細をUPしたいのですが、……。さて、ついでなので、20数年前の作品ですが、一条ゆかり「摩耶の葬列」って、ガールズラブ物だったように記憶しているんですが、どうかなぁ? (honbako99/6/21)覚えております! たしか、「りぼん」で付録のコミックスをつけていた事があって、毎月一条ゆかりさんの 描きおろしだったと思います。「摩耶の葬列」はその中の一編で、私は一番印象に残っています。 ミステリアスな女性(摩耶)ととっても女の子らしい少女とのガールズラブものっすね。 (祥子99/6/21)
スタンダップとは、どこにも書いていないので、honbakoさんのお探しのものかどうかわからないですが、今、「フリーネ」2号を手にしています。1995年11月15日発行/レディースコミック・タブー11月号増刊。発行所は三和出版株式会社。以下、表2からの引用 <自分らしく生きたいよね。 自分のまんまで、女を愛する女として、生きていきたい。 でも、自分らしいってなに? 女として、ってどういうこと? 女を愛する女として、私はなにをすればいいの? 私はなにを着ればいいの? どこに行けば友達に会えるの? 生まれ変わった「フリーネ」には、 そんなあなたに贈るヒントがいっぱい。 めいっぱい役立てて、もっともっと楽しくいこう! >引用終わり。いったい何号まで出たのか、今となっては不明です。まとまったコミック(イラストやコママンガ以外の)は、青木光恵の「Sweets」くらいしか載ってません。(ジンジム99/6/23)
残念ながら違います。ちなみに「PHRYNE(フリーネ)」はその2号で残念ながら廃刊になってます。「PHRYNE」を作っていた人たちが版元を変えて「ANiSE(アニース)」を出したのですが、残念ながらVol.5でこれまた、廃刊になっています。ラブリス・ダッシュ」(レズビアン系同人誌です)によれば、これに先立つ、1982年に「EVE&EVE」(近年、三和出版から出ていたものとは別物です。)という商業誌が創刊されたそうですが、これまた2号で廃刊になっているとのこと。わたしが、知る限り、刊行されたレズビアン系商業誌はこの3誌で、いずれも、短期間で廃刊
となっております。レズビアン系の商業誌は、残念ながら、なかなか難しいようです。
で、コミックスの方ですが、実は、「フリーネ」の創刊号はなんと、ミック誌だったのです。残念ながら、現物を入手できておりません。(ジンジムさんがお持ちの2号は情報誌ですね。) ちなみに「アニース」には、松本充代さんとかのコミックスが載っています。資料として、「ラブリス・ダシュ」を見たついでに、ここで連載している、「♀♀コミック批評」に目を通してみましょう。8号では榛野なな恵「卒業式」が、9号では笠間留美「華の暁女学院野球部」(知らない作品だぁ)が紹介されています。ちなみに、評者の評価は、前者の方がやや高いようです。(honbako99/6/24)
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…No.3 料理まんが…(99/7/4)
まずはやっぱり「クッキングパパ」でしょう(^_^)。料理まんがなのに蘊蓄くさくなく、対決ものにもなっていないのがいいですね。これのお料理データベースを作ってみたいけど、単行本持ってないからなあ……。いまから揃えるのもアレだし……(^_^;)。それから市川ジュン「懐古的洋食事情」シリーズ。これは「陽の末裔」の外伝的なシリーズで、料理の作り方は描かれてませんが、とても楽しくてよいです。「陽の末裔」と併せて読むとあの人やこの人の意外な面が見れてさらにおトク(笑)。いちおうデータ。 ◎「陽の末裔」集英社、ユーコミックスデラックス、全7巻 徳間書店、愛蔵版、全2巻 集英社文庫、全5巻◎「懐古的洋食事情」シリーズ 集英社、ユーコミックスデラックス、全5巻 「昭和元年のライスカレー」 「東京ハヤシライス異聞」 「キャベツ巻き次第」 「血湧き肉踊る料理店」 「大正洋食倶楽部」 (かぜはるか99/5/25)
「懐古的洋食事情」!「陽の末裔」がメインの女の子(女性)のしたたかさばかり鼻についてちょっと苦手なだけに明るいところが好きです。料理の絵が上手いって感じじゃないけど食べたい雰囲気にさせる絵ですよね。カツとかカレーのじゃがいもの盛り上がりとかおいしそう。#料理漫画っていうと対決物しか思い浮かばん・・・調べてみなくては。(やの99/5/25)
料理まんがってわけじゃないですが、一条ゆかりの作品にも、おいしそう(かつ高級そう)な料理が出てきます。あと、布浦翼も、料理の記述が細かい。先日でた「きこちゃんスマイル」4巻には、巻末にめんたいこスパゲッティの作り方が載ってました(なぜか)。(SF99/5/25)
料理マンガというより、グルメマンガ、の類ですが。「酒のほそ道」ラズウェル細木(日本文芸社刊)が、お勧めです。まあ、お酒を中心としたお話のようでもありますが、お酒を(ほとんど)飲まないうちの同居人も気に入ってますから、そう、読者を選ばないでしょう。マンガ本体は、エッセイマンガではないのですが、エッセイが各話の間に程よく入っていて、これが、なかなかいいのです。マンガとエッセイとが、微妙に関係し合って、虚実の狭間のような味わいがあるのも、この作品の妙ですね。わたしの把握してるところでは、いまのところ、5巻まで出ています。
同じく、グルメマンガでは、「ソムリエ」(はい、ゴロちゃんで、TVドラマ化されましたね。ぜんぜん違う話になっていたようですが。)なんてどうでしょうか?いま、マンガとエッセイといま書いていて、思い付いたのです。まあ、典型的なグルメマンガと言うか、なんでもワインで解決するんじゃねぇ!!と叫びたくもなりますが、充分に面白い作品だと思います。(「おいしんぼ」読み続けてるぐらいなら、という比 較かもしれませんが、……。ちなみに、わたし的には、「おいしんぼ」は結婚したあたり集め、完結(?)させちゃいました。)あと、対決ものの料理マンガと言うとなんといっても、「鉄鍋のジャン」でしょう!!ええと、13巻前後で、投げ出してるんですが、まあ、適当に、古書店あたりで、補充しつつ読んでいこうと思っています。なんていっても、主人公のキャラクターが最高!!!!(honbako99/5/26)
対決ものの料理マンガ:「包丁人味平」これが元祖じゃないですかね?桶に張った水の上にキュウリを浮かべてそれを水に波紋を立てずにまっぷたつに切る。とかいうのもあったような気が…あと屋台のカレー対決だかで,お冷やの温度で勝敗が決まったり…もう一度読みたいんだけど,全部そろえるには金かかるし…(sho@99/5/26)
阿保美代「マンガ二人でつくる基本料理がいきなりおいしくできる本」(重金碩之・作、講談社ソフィアブックス)なんてのはいかが。今年の1月に出たばかりの本です。日々のおかずの作り方の入門書、といった位置づけであって漫画単行本という扱いではないので、新刊コミックスリストにも載らないし、書店でもマンガコーナーでなく家事料理のコーナーに並ぶのですよね。なので、漫画のうち半分はレシピ説明だったりしますが、残り半分は阿保美代さん流の暖かいメルヘンです。読むとシアワセな気分になれます。(島本99/5/26)
たかなし霧香「ハーパーレストラン」(エニックス・ガンガン)なんて誰も知らんか(笑)。正確に言うと料理マンガじゃないし。あとヤンマガの「中華じゃんじゃん」と言うのが面白かった記憶が。(NAVI 99/5/26)
メジャーであがってないのだと「ミスター味っ子」「中華一番」ですか?どっちも漫画だとそれなりに良かったのにアニメついていけなかったなぁ。(やの99/5/26)
「おいしい関係」なんかはどうですか?実はまだ読んだことないんですが、これは料理よりレストランを巡る人間関係がメインなのかしら。(雁野99/5/26)
おいしい関係:まあ、料理マンガじゃないですね。料理人マンガでは、あるかもしれませんが。料理について、解説のための解説、をしてないとこが、料理マンガじゃないと判断する根拠です。最近の槇村さとるはいいよねぇ。デビュー当時から、わりと注目してきた作家ですか、ことに、「おいしい関係」以降、驚くほどいい作品を描くようになってきてますね。その秘密は、「イマジンノート」を読むと納得できるような気がします。
「おいしい関係」って、考えたら、絶対味覚(なんて言葉はない?)を持った主人公が、料理の世界に入って、という設定でしたよね。話が進むにしたがって、その部分(味覚の能力云々)の比率は低くなってきてるんですが、……。でも、これって、考えたら「夏子の酒」(大傑作!!!)じゃ、ありませんか。って、今、気が付きました。ま、ぜんぜんテイストの違う作品(テーマも違いますよね、たぶん。)ですし、普通は、こんなふうに、並べて考えることもないよね。入江喜和っていう手もありますね。まあ、料理マンガと言うよりは、料理も出てくるマンガ、とか、料理人マンガに近い、分類になるのでしょうが。本筋と、出てくる料理は、そんなに深い関係にないのですが、おまけページとかにちょこちょこっと描いてあるような、料理が、作るとおいしいだろうなぁと思わせます。食べること(と料理すること)に、愛情を持って接している作者と登場人物たちに、なんだかとても好感が持てるのです。「のんちゃんののり弁」TVドラマ化もされてますが、TVのほうも、配役が良くって、なかなかいいですね。 (honbako99/5/26)
「料理モノ」の快作(怪作)として、『ブライアン君の休暇』しばたひろこ・花ゆめ全2巻)を私は推奨したいと思います。作者でもある「うーさん」(作者の大学時代のニックネーム)と厚かましい居候ペンギン達が毎回繰り広げるドタバタと「食物ネタ」は、おそらくどの料理マンガにもない妙に貧相だけどリアリティのある食欲をそそる事うけあいです。「LaLa」の衛星誌を中心に不定期に連載されていた作品なので余り知られていませんが、しばたは前作の『ムーンドロップ町のかしこいうさぎさん』(桃源郷メルヘンでデビュー作。1980年代前半)から既に食物ネタが多く、ついにこの作品で思うがままに描いたという感じです。札幌市民しか解らないようなネタも多いのですが、桃源郷メルヘン的な持ち味も濃いのでそれもまた楽しめます。三食パンや大通り焼きモロコシ・イカ飯・糠漬・石狩鍋などかなり非少女マンガ的なメニューがいじきたなく貧相に展開されるストーリー!。という感じですね。(鳥屋宏香99/7/13)
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…No.4 裁判もの…(99/7/18)
裁判ものなんていかがでしょう?私が思い付くのは「家栽の人」「あんたの代理人」「ハンサムウーマン」くらいですが〜。あとタイトルも作者も雑誌もわからないのですが(^^;)、レディース誌で女性弁護士を主人公にしたものがありますよね。特に児童虐待や離婚を扱ってたような。その他皆様お心当たりありましたらお教え下さい。(雁99/7/6)
>レディース誌で女性弁護士を主人公にしたものがありますよね。特に児童虐待や離婚を扱ってたような。
たぶん、おおにし真さんの「光と闇の方程式」のことでしょう。このたび、最終回をむかえました。お気にいりの作品だったので、ちょっと寂しい。あと、秋田書店のレディースにもタイトル忘れましたがありました。裁判ものというより、弁護士ものでしたが(裁判シーンは出てこなかったような)。市川ジュンさんの「この星の夜明け」も弁護士ものでしたね。(SF99/7/6)
今モーニングでやってるカバチタレ(だっけ?)もそうかな。おお、忘れちゃいかん「オフィス北極星」<これはおすすめです!!(雁99/7/7)
古くて短い作品ですが丘けい子さんの『ママは犯人じゃない』『海を守る36人の天使』なんて結構読ませられる作品です。裁判と言うか人間ドラマ調だけど。(やの99/7/7)
井上恵美子「異議あり!」(弁護士)おおにし真「光と闇の方程式」(弁護士)あお、「小鬼が来た」(うろおぼえ)なんていう検事ものがあったような。(TC99/7/7)
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…No.5 西部もの…(99/7/18)
西部(劇、開拓)もののおすすめもありませんか?私が知っているのは「メイミー・エンジェル」荒野の天使どもシリーズ」くらいです。<ちなみに両方おすすめです(雁99/7/7)
西部物・・・異色ながら『修羅の刻』の4巻とか・・・ (やの99/7/7)
少女マンガで西部劇って、あんまりないよう。ちょっと調べてみましたら、次の作品が出てきました。市東亮子「東から来た男」黒田かすみ「インディアンチェイサー」(TC99/7/7)
水野英子の短編(コミックス収録あり)であったような気がします。(PERAL657 99/7/8)
西部ものかも<水野作品 「ハロー!ドク」はニューヨークのお金持ちの娘が、父が昔お世話になった西部の田舎町の住民に恩返ししようとするコメディで、「赤毛のスカーレット」は西部のじゃじゃ馬娘のラブコメディですね。どちらもハリウッド映画が下敷きになっている作品っす。(祥子99/7/8)
伊藤明弘「ベル☆スタア強盗団」。俺フィーの人(^_^;)「RED」(「ヤングマガジンアッパーズ」で連載中)。内藤泰弘「トライガン」(徳間→XIMUMが「ヤングキングアワーズ」で連載中)。「トライガン」はほんとはSFなんですが、ぱっと見は西部劇です(^_^)。(かぜはるか99/7/8)
大平原児(川崎のぼる作)っての、思い出しました。<西部劇(ジンジム99/7/8)
>川崎のぼる作
荒野の少年イサムでは?(読んでないけど(汗)
>伊藤明弘「ベル☆スタア強盗団」。
これは私もイチオシ。マカロニウエスタンの映画なんかよりも10倍面白いです。
>俺フィーの人(^_^;)「RED」(「ヤングマガジンアッパーズ」で連載中)。
村枝賢一で〜す。
>内藤泰弘「トライガン」(徳間→MAXIMUMが「ヤングキングアワーズ」で連載中)。
>「トライガン」はほんとはSFなんですが、ぱっと見は西部劇です(^_^)。
なんか、ちょっと異議ありだけど・・・。作品としては面白いので、セーフ(笑)。
その他に、ここではまず出てきそうにない、少年ものですが(一応、私は少年ものに強い、という事になっているので(汗))。なかざき冬「えとせとら」講談社現在連載中。絵柄で好みが分かれますけど、これはなかなか面白い冒険活劇ものです。ちゃんとした西部劇してますんで、あしからず。密かに、面白い作品好きの間では売れています(絵柄で引く人が居るけど、読むと結構面白いので、結局はまる人が多いです)。 (WestRiver99/7/8)
「大平原児」は、少年ブックで、昭和38年から40年にかけて、掲載されていたようです。単行本化、されていないようです。ところで、「荒野の少年イサム」って、山川惣治さんの原作だったのですね。◆「大平原児」、秋田書店から、昭和45年10月10日付で、単行本化されていました。
しかし、こんなことまでわかるんだから、インターネットって、すごい!(ジンジム99/7/8)
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…No.6 ノスタルジー…(99/8/15)
胸キュン、といえば、恋する心の切なさと相場は決まっていそうなものですが、ノスタルジーに胸しめつけられるまんがって、ありませんか。
暑い盛りの太陽のもと、真っ青な雲ひとつない空を見上げる時、その視界の端に百日紅の枝が広がりせみの鳴き声に全てがかき消されてしまう時、私はよくそんな気持ちになるのですが、そんなまんがって…?(雁野99/8/2)
ノスタルジーに胸締め付けられる漫画というと、古き良き時代を思わせるという意味では、川原泉先生の「美貌の果実」秋月りす先生の「OL進化論」を私は連想します。ここには今の時代に置き去りにされた時間が流れているようで、少し疲れた時によく読みます。(晶99/8/2)
そりゃやっぱ「土曜日の絵本」でしょう(^_^)。(かぜはるか99/8/2)
これは得意分野です。私はいわゆる生活派を便宜上「叙事系」「叙情系」に分けて考えております。前者はストーリー重視で、子ども世界のドラマを描く という傾向が強い物で、久木田律子やその継承者である高井祐などが代表です。後者はむしろ子ども時代を回顧し、その叙情的風景をノスタルジックに描くというもので、千明初美おーなり由子がその代表です。他に中間的な物に五彩きょうこ川崎苑子などがいます。しかしこれら生活派的な作品群は殆ど1990年代中頃までに消滅してしまいました。もともと集英社が活躍の中心で他誌ではあまり見かけない作品群でしたが(講談社では波間信子が代表的)、1990年代になって最後まで残っていたりぼんでのおーなりや高井の消滅でほぼ姿を消したのでした。 その後は一時なかよしの衛星誌ではせがわようこが継承したかに見えたましたが、これも消えて今ではもはや殆ど目にする事の出来なくなってしまいました。実に残念です。これらの中からわたしは幾つかの作品を紹介してみたいと思います。
    ノスタルジー1(鳥屋 宏香99/8/2)
    資料が全部実家なので少し不確かなのですが、まずは叙情派系の千明初美から。1970年代中〜末にかけて短編中心に活躍した作家でコミックス全3巻という割には極めて評価の高いマンガ家です。その中でも『いちじくの恋』の連作は良いです。田舎の従兄妹との間をめぐるすれ違いを描くのですが、千明独特のタッチ(トーンを殆ど使用しない)が農村風景や農家造りに実にマッチしていました。結構シビアな作品もありました。その後は学習マンガものを描いておられました。
    また同じ叙情系では、1980年代のおーなり由子が秀逸です。デビュー当時から一条ゆかりに注目されていましたが、「りぼんオリジナル」に連載された『ともだちパズル』は、正しくおーなり作品の白眉です。 おーなりは1970年代大阪(摂津)の子ども達を描いた作品群が多いのですが、そのどれもが胸をうち、小学校時代の世界を思い起こさせて甘酸っぱい郷愁にひたれると思います。学校に来た犬・乱暴な男子・放課後した落書きなど、みな覚えのある事です。
    他にファンタジーも多く、その点は活躍時期も重なる五彩きょうこに似ていると思いますが、やはり「天才」と称されただけの作品は独自の世界を形作っています。ちなみにさくらももこの作品は絵・ストーリーともおーなりの影響が見られます。結婚後、最近では絵本作家になってしまわれました。

    ノスタルジー2(鳥屋 宏香99/8/9)
    さて、前回紹介したおーなり由子ですが、これに掲載パターンや内容が近いものに五彩きょうこがあります。主として別マ系の衛星誌に短編をものしていた作家ですが、エブリデイ・ファンタジーも多くその点もおーなりに似ています。天才肌のおーなりに比して若干の見劣りはするかもしれませんが、粗暴な少年と教師の交流を描いた『せんせいぼくたちわたしたち』などはお勧めです。また、おなじマーガレットでは叙情的雰囲気に富んだ物としてあきのかなも(生活派とはいえないかもしれませんが)秀逸です。また川崎宛子(北川夏)は最早このHPでいうまでもないでしょう。
    さて、以上の様な子ども世界を描いた物にはりぼんでは他にもう一つの流れがありまして、叙事的なストーリー中心に展開したものに久木田律子高井祐がいます。これらはどちらかというと感性よりもストーリーで訴えるタイプです。久木田は1980年代初まで、高井はそれと入れ替わる様に1980年代初から1990年代中頃まで描いておりました。前者の代表作には『遠い朝焼け』などがありますが、家族・兄弟姉妹との絆や、貧困・中小企業といったテーマが多いです。高井も基本的にはそのコンセプトを引き継いでおり、経済的には決してめぐまれない家庭が多いです。『春夏秋冬』『あっちゃんといっしょ』などがあります。しかしながらこれら叙事系はむしろ「なつかしい」というよりは、母を訪ねて的なドラマとしての面白味の方が強いかもしれません。「ノスタルジー」にこだわるならばやはり叙情系に如かないでしょう。
    ●最近の作家
    残念ながら最近では生活派は殆ど全滅してしまいました。なかよしのはせがわようこが一時期待の星でしたが、消えてしまいましたし。むしろ1990年代には望月花梨水人蔦楽といった思春期特有の少年少女の鋭い感性や、青年期の自己実現を描いたものが新たに出てきたようです(かつても倉田江美篠有紀子がいましたが)。しかしながら、「むかしがたり」という枠組を持った少女マンガがほとんど見受けられないのは少し寂しいです。元来「むかし」を持たない少女を対象としてかかれた「むかしがたり」は構造的に困難がありますが、復活を期待してやまないです。

ノスタルジー、ちょっと方向性が違うけど『百鬼夜行抄』を読むといつもこの言葉が頭に浮かびます。千明初美さん、分類して読んだ事はないんですが切なくて懐かしくてお気に入りの作品が多いです。個人的にはお母さんがお産婆さんの話なんか子供心を上手く描いていて好きです。家族物と言う意味では波間信子さんも心暖まりますね〜義理のお父さんと暮らすやつなんて泣けて泣けて。 (やの99/8/2)
青年漫画誌では、『ビッグコミックオリジナル』で、ノスタルジーをねらっているとしか思えない、西岸良平の作品「三丁目の夕日」が連載されていますね。もっとも、私は、彼の絵柄では、胸がキュンとなるようなノスタルジーを感じることができないのですが・・・ (まちかねてるてる99/8/2)
私の世代では、「黄色い涙シリーズ」ですね、きっと・・・。 (ジンジム99/8/2)
永島慎二っすか?<黄色い涙 私「フーテン」のハードカバー本持ってました。「旅人くん」も持ってたな〜。今手放した事を後悔しています(涙)。たしかにノスタルジーかもしれないっす。
もっと古い懐かしさを感じる漫画といえば、私にとってそれは水野英子さんの「銀のはなびら」です。あの絵もお話もすべてがノスタルジック!
だってお姫さまの名前がチューリップ姫なんだよ、王子さまはくじゃく王子なの!ヒロインは男装して騎士になったりするし、もうたまりません。(祥子99/8/4)
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…No.7 りりか…(99/8/15)
永島慎二は昔、サンリオの「りりか」で潜水艦という名前の喫茶店が出てくる漫画を描いていたと思います。割と好きだったんだけど。
はい、創刊号からの連載だったと記憶しております。あの上品な(オールカラーだった創刊から11号ぐらいまでは、ほんと、上品な雑誌でした。)あの誌面の中でも、永島慎二らしい、あのタンタンとした雰囲気が好ましかったです。上製本として単行本が出てますが、その後、あんまり、古書市場とかでも見かけないような気がします。発行部数がかなり少ないことと、持ってる人が手放さないからでしょうね。(honbako99/8/9)
りりか、知っている方がいて、うれしいです。honbakoさま。ほんとうにきれいで上品で。水野英子の、鷲に育てられた青年と王女の物語。私にとっては、きれいさはすばらしいけど物語は「ブロードウェイの星」のほうがおもしろかったな。あと、「矢代まさこでは?」と読者から尋ねられていた漫画家の作品が、とても好きだったんです。樹村みのりの名前も、「りりか」で覚えました。この人の漫画もよかった。(まちかねてるてる99/8/9)
リリカはサンリオが出した少女マンガ雑誌です。詳しいかたが解説されると思いますが最初はオールカラーでした!<すっごい
先日行った大阪のまんだらけには一冊数千円で置いてありました。高くて買えないっす(T^T)
私が思い出すのは手塚治虫先生の「ユニコ」かな。今「ユニコ」って秋田書店の少女マンガ雑誌(ボニータだっけ)に再掲載されてますね。形も最初は横長で変わってたように思います。「リリカ」って左綴じだったので、今再掲載されている雑誌は、「ユニコ」だけ裏側から始まってます(笑)。 (祥子99/8/10)
リリカ、コンプリートで持ってるはずです。創刊号には、手塚治虫・水野英子の名前とともに、ちばてつやなんて名前もあったはずです。いま、ネットで調べてみたのですが、あんまり、情報ないですね。(いやぁ、いろんなとこに行ってしまった。)ネット上での販売価格は、1000円から、1300円ぐらい。やはり、まんだらけの数千円というのは、常識はずれに高いのでは?という感じです。さて、ほかに、りりかに描いていた作家さんといえば、すでに、名前の出ている永島慎二睦月とみ矢代まさこの「よーこシリーズ」読みたいなぁ。)、それから、内田善美、まつざきあけみ(=松崎明美)なんてところが、印象深いでしょうか?
あと、思い付くままに。月刊で、30号ぐらいまで出ました。書店以外に、サンリオショップでも買えました。創刊から11号ぐらいまでがオールカラー(全ページ4色(たぶん)カラー)でした。左綴じ(ついでに言えば、ネームは横書き)なのは、英語訳して、海外でも販売するためでした。(創刊号の英語版は見たことがあります。その後の号が英語訳されたかどうかは不明。)創刊号の表2(表紙裏)とその見開き面の2ページわたって、いちごの王様(サンリオの社長よですね?)からのメッセージが載ってました。変形サイズ(B5判を横長にしたサイズ。一時期中綴じの女性誌に多かったAB判かなぁ?)のため、私が当時懇意にしていた書店(何と、半分新刊書店・半分古書店というとんでもない書店でした。)主には、置きにくい(他の雑誌と差し替える時に大変)と不評でした。そうそう、おおやちきさんが描いておられたことを、書き忘れてました。また、資料には樹村みのりさん名前もあったりするのですが、うーん、こっちのほうは記憶にない…ちょっと、気になったので、検索してしまいました。というわけで、neko's Pageの「樹村みのりリスト」(一番詳しいリストだと思います)を参考にさせていただくなら「ローズバッド・ロージー」(「リリカ」1976年11月創刊〜1977年1月号)「となりの一平君」(「リリカ」1977年2〜6・8月号)とでてました。うーん、なるほど、そうでしたか。まったく、覚えていませんでした。ということで、リリカの創刊は1976年の11月号だったということが、図らずもわかりましたね。 (honbako99/8/11)
ローズバッド・ロージー。そうです、それですよ!ロージーという女の子とパコという男の子が出てきて。パコはサーカスで道化をしていたと思うけど・・・最後に、ロージーが一人で丘の上から夜の町の灯を見て、「さびしいね。あんなところにも人がいるなんて」と言うのです。(だったと思います・・・)この作品で、樹村みのりが好きになりました。(まちかねてるてる99/8/11)
NEW!!
「リリカ」、定期購読してました。最初の1年間はほんとすごかった。でもだんだん太ってきて、デザインも怪しくなっていき、とても哀しかったです。
創刊号で異彩を放っていたのが睦月とみでした。「蝶々シリーズ」というオムニバスの短編連載。大臣はこれを綴じるために全部ばらしちゃいましたもんね。未単行本化ですが大臣の最愛のまんが作品の一つです。
同時期に週刊少女コミック(とはいいつつも隔週刊でしたが)に「ピースバードストーリー」という短編連載もあり、睦月とみにはまってしまいました。
こちらは奇想天外社からまとめられました。当時のマンガ少年に掲載されたみなもと太郎氏のコラムで(確か「お楽しみはこれもなのじゃ」というタイトルでした)睦月とみ=矢代まさこと知りました。
伊東愛子さんに惹かれたのも「りりか」で見たのが最初。石森章太郎先生の「魔法世界のジュン」も看板作品でしたが手馴れたタッチがいやらしい感じでした。
永島慎二さんの作品は「リリィのブルース」。喫茶店ではなくってスナック潜水艦だったです。後に青林堂から単行本として出ました。樹村みのりさんの「ローズバッドロージー」は新書館ですし、りりか掲載の作品は波瀾の運命に晒されたようです。しんみり・・・。(カウカウ大臣99/8/18<41/2010>)
「リリカ」については、夏コミで「目次屋」というサークルが「リリカ総目次」を出していました。(TC99/8/19<2016>)
「LYRICA」総目録掲載を目指し、目下作業中です
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…No.8 貸し本屋…(99/8/15)
貸し本時代ていうの、よく聞くのですが、イマイチよくわかっていません。普通の本と同じようにマンガも貸出されていたのでしょうか?で、ひょとして「貸し本用」のマンガが出版されていた?#販売用のマンガを貸してたわけじゃないだろうから、当たり前か?でもしそうなら、貸し本用マンガってどんな特徴があるんだろう!?「貸し本時代のまんが」についてどなたかご教授を・・ あるいは「これを読め!」というサイトや本がありましたらご紹介くださいませ。(雁野99/8/10)
貸本屋さんって、昭和40年代にはまだ元気に存在してたと思います。普通の本もあったし、貸本屋さん用の漫画本もありました。まんが雑誌も貸していました。付録はばらして売ってました(笑)。私はそこで古めかしい少女マンガと、怖いまんがを借りてました。母がいい顔しないので、ちょっと後ろめたい楽しみでした。大人用の(今思うとたいしたことないが)ちょっと色っぽい劇画もあったと思います。文春文庫あたりに、この時代の作品を集めた「貸本まんが作品集」のようなものがあったと思います。思い出すと貸本屋さんの漫画本って、今でいうと特装本くらいの大きさで、ハードカバーやソフトカバーになってました。普通の本屋さんで売ってなかったので、あれは貸本用だったと思います。 (祥子99/8/10)
私が知っている貸本屋は1990年代の中頃まで残っていました。奈良県の大和高田という小都市(かつては奈良県南部の小売集積地でした)のひなびた商店街に、80歳位のお婆さんが僅か2000冊位の本を置いてうつらうつらしておられました。すでに道楽だったのだと思いますが、本を貸すというよりは殆ど古本屋となっていました。 今思うともりたじゅんのRMCなどかなりのキコウ本も混じっていました。(鳥屋 宏香99/8/10)
貸本は値崩れしてます。一部の大人気商品を除けば、貸本全部が数千円という高値というわけでもありません。もうボロボロになったような本ですと、ホントに1000円前後で買えるものもあります(稀少性を考えると、破格。どう考えても普通の漫画本に比べて、出回った数は少ない本
ですからね)。
 特に少女マンガ系の貸本は、いままで殆ど需要がなかったので、店頭に並ぶようになって来たのは最近ではないかと思います(神保町で市場を作っていたのは、男性向けのが殆どの筈。最近は、少女マンガ系も数が増えてきましたが)。
 佐藤書房あたりで、1000〜2000円前後で大量に入れていたことがありますが、ネットで情報流れたらしく、いまは在庫が落ち着いてしまった感じがあります(そうそう品物がある分野でもありませんし)。
 けど、何でも貸本なら高いかといえば、先にも書いた以上に、”売れないから”数百円の捨て値付けている本屋もあるようですよ(買う人は、特定の作家のしか探して買いませんからね。貸本なら何でもいい、というわけでも無いようです)。(WestRiver99/8/10)
活躍していた、または人気のあった、作家といえば?また、やはり、少年、少女といったジャンルがあったのでしょうか?(雁野99/8/10)
貸本は、貸本用に作成されていて、一般書店では買うことは出来ない本だったと思います。人気作家で筆頭に上がるのは、水木しげるさんでしょう。1冊数万円以上の高値が付いて居た本の、復刻版が去年出ていた筈です。その他にも、貸本時代には楳図かずおも描いてますし、松本零士なんかも「松本晟(まつもとあきら)」名義で描いてたり、勿論手塚治虫もしかり。このあたりの人の本は、平気で数千〜数万円になります。 (WestRiver99/8/10)
リンクさせて頂いてる「はなごよみ」さんとこに貸し本の歴史や仕組みについての詳しい紹介があったではありました!雁野99/8/10)
少女マンガの怪奇ものをよく借りていた私です(^_^;)<貸本
貸本で借りて忘れられない作品では「すきとおった少女」(題名は適当)というのがあってこれは生まれた時から肌が透き通ってしまうので、いつも家の中で暮らしている女の子が主人公のお話。厚いお化粧で隠しているのですが、雨でそれが剥げて内蔵とかが見えてしまうというものでした。もう一つは「脳喰うノアの物語」というので、これは首切り役人のノアが自分が処刑した罪人の遺体を処理する時に、誘惑に負けて(汗)脳の味を知ってしまうというお話です。相当ショックだったらしく忘れられないです。(祥子99/8/10)
「すきとおった少女」の話、手塚治虫に同様の作品がありましたが、異なるものでしょうか?彼女のおにいさんは普通の肌で、やさしいのです。 しかし、ギリシャ型のすごいハンサムで、かつすごくいじわるな青年が、透き通った少女をいじめます。彼女は、社会から迫害された末に、復讐を考え、自分と同じような透き通った動物たちを率いて、テロのようなことをします。最後には、彼女は、復讐をやめ、自殺します。そのとき、おにいさんが、彼女が気球か何かから落ちていくのを見て、涙を流します。こんな話では、全然・・・なかったかしら?(まちかねてるてる99/8/10)
「すきとおった少女」、手塚治虫先生のものとは全然違うストーリーでした>まちかねてるてるさん
避暑地の湖で男の子がヒロインと出会って二人は恋に落ちるのですが、男の子の周りの女の子たちが「どうしてこんなに厚化粧なの?」「夏なのに長袖なんておかしい」と意地悪します(^_^;)。突然の雨に彼女のお化粧が剥げてしまうという可哀想なお話でした。もう一つ思いだしたのは「牛女」で、これはごく平凡な女の子が「このごろ時々頭がかゆい...」と悩む所から始まって、徐々に角(牛の)が生えてくるお話でした。うーーーーん、あのころの恐怖ものって...。
貸本人気者ですが昭和30年代の少女漫画人気投票だと渡辺雅子さん、田中美智子さん、今村洋子さんが上位だったはずです。この中だと田中美智子さん、わたしのページで扱っていますんで参考に見てください。(やの99/8/10)
少女向けの貸本には何人かの短編をあつめた本がありました。まるで雑誌の別冊のように、「すずらん」とか「リリー」といった名前がついていたと思います<題名は適当(^_^;) やがて貸本屋さんも、普通のコミックスを入れるようになって貸本専門の本はなくなっていくんですよね。(祥子99/8/11)
こけし、ゆめ、泉・・・関西で少女向け貸本(短編集)でよく見るのはこのあたりでしょうか?ただし、状態かなり悪いです。あ、もちろん古書で。田中美智子ものは15年ほど前に大阪ミナミの天牛書店にまとめて出たことあります。ハードカバーの頃のやつ(なんていうの?)。この頃(82、3年頃)はカバに硫酸紙かけのかなり状態のよいものが1冊300円で買えましたが・・・。(PEARL65799/8/11)
秋田の大館に、いまだ貸し本屋さんはあります。前にも書きこみしましたが、お店をはじめて軽く40年はいっていると言っていたと思います。
全国からこのお店に来る人もいるようです。前に書庫においてあった雑誌をほしいというお客さんがいたので、売ってあげたらそれは大変プレミアのつくもので惜しい事をしたと貸し本屋のおじさんが言っていました。40年分のマンガは全部とってあるそうです。今は、ここでは貸し本用の本ではなく市販の本を貸し出しています。ちなみに400円以下の本は1日15円、それ以上は25円と大変お安い料金です。((もんち((99/8/11))
((貸し本の人気作品)) 貸し本は高度成長期前の、賃金が安く相対的に本の値段が高かった時期に存在していた読書賃借形態です。(今もあるようですが)単行本・雑誌の値段が100円程度ならその5〜10%、5〜10円で貸し出されていました。東京では加太こうじ率いる紙芝居系列から作家が輩出しましたし、関西は赤本系列から(手塚さんの成功もあって)貸し本出版が乱立するという状況だったようです。この関西貸し本系列から「劇画」が生まれます。
<関西系>辰巳ヨシヒロ・桜井昌一・さいとうたかを・ありかわ栄一・難波健児など
<関東系>梅図かずお・滝田ゆう・水木しげる・小島剛夕・白土三平・平田弘志・永島慎二など
<名古屋系>(「日の丸」系)村野守美・水島新二など
ぜ〜んぜん資料がないので、こんなもんしか浮かびません。(^.^)
こうした作家が雑誌の時代が来て、新たな日本マンガの飛躍を作り上げました。(かも99/8/12)
(貸し本の人気作家つづき)佐藤まさあき(黒いソフトの男シリーズ)・横山まさみち(真実一路シリーズ)朝丘こうじ(流れ者シリーズ)の名前を忘れていました。前谷惟光(ロボット三等兵)・杉浦茂(超忍術)も貸し本で活躍しました。(かも99/8/13)
佐藤まさあき著「劇画の星をめざして」という本に戦後から現在までの、日本の漫画&劇画が面白く描かれています。著名な漫画家もいろいろ登場しています。お勧め(^_^)(祥子99/8/13)
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…No.9 オーディションもの…(99/8/29)
NEWトピックです!"人間ドラマを凝縮したような手に汗握るオーディション物"のおすすめ、ありませんか?オーディションシーンが一要素となっているマンガは思い付くのですが、 #例えばガラスの仮面、ライジング!、槙村さとるダンスもの、有吉京子バレエもの、それにTCさんご紹介の少女まんがにもいくつか。 オーディションだけで完結する話は(少)ないように思います。
お心当たりの方、あるいはオーディションシーンのあるおすすめのマンガ!ありましたら、ぜひともご紹介くださいませ。(雁野99/8/18<41/2003>)
『ダ・ヴィンチ』9月号の「韓国コミック事情」(大田垣晴子)によると、韓国には、「オーディション」というタイトルの人気少女漫画があるそうです。
作者はチョン・ゲヨンさん。音楽がテーマだとのこと。(まちかねてるてる99/8/19<41/2012>)
オーディションについては、こちらのHPがとっても詳しいですよ。 http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/3447/k-manga.htm
「WINK」という少女マンガ雑誌に連載中です。この夏にソウルへ旅行しまして、「WINK」買ってきました(^_^)v。なにしろハングルが読めないので、絵で内容を推し量るばかりですけど(笑)。詳しい内容な上記のHPで見ればわかりますが、主人公は大財閥の跡取りですが、その資格をつかむには
4人の天才少年を見つけだして(手がかりは10年前の日記だけ)、大オーディションに合格しなくてはいけないという、なんだかドラゴンボールと天下一武闘会の音楽版みたいな気もする話です。実際「ゴクウ?」と目を疑うようなキャラクターも出てるし(^_^;)。(祥子99/8/19<41/2013>
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…No.10 全国まんが(その他)名跡めぐり…(99/8/29)
この夏、秋田の秘湯めぐりをしたんです。帰りに秋田県増田町にまんが美術館があって、立寄ってみました。外見は、小さい町にしては、やけに豪華・立派な公民館でどこにもまんが美術館なんて表示がないの。増田町って、矢口高雄のふるさとなんですね。公民館の一部がまんが美術館になっていて、別室で特別企画の松本零士・牧美也子展をしていました。建物自体のクロスが釣キチ三平の横顔がエンボス?プリント?されている特注でとても可愛くて気に入りました。トイレの男性・女性の表示も床に、釣キチ三平と女の子の焼き付けの大きなタイルなんです。徹底ぶりがほんと気持ちいい。
公民館のホールの幕はこれもまた釣キチ三平の絵の織物です。三平のガラス絵というのもクオリティーが高くて感嘆してしまいました。企画が一本筋が通っていて、とても好感が持てました。
ここでは、老若男女、日本韓国、香港と色んなマンガ家さんの生原稿を見ることが出来て楽しかったです。時間を忘れて、夢中になりました。私にとっては、諸星大二郎さんの生原稿が見れたことが収穫でした。
それにキャリアの長い漫画家さんの原稿のなんと美しいこと!ホワイトとか修正がほとんどなくて、ファインアートの線描画の作品見ているのと同じ。
今まで、興味のなかった方も見直しました。そのプロフェッショナルさが心地よかったです。松本零士・牧美也子さんも、特に好き、ではなかったのですが、脂の乗っている仕事ってホント見事ですね。牧美也子さんは、女性誌に載ってる例のギラッ・ザラッとした劇画を書く人ってイメージだったのですが”ゴメンナサイ”って感じでした。カラーの挿し絵を描かせたら超一級品ですね。麗しい絵でした。ほんと素晴らしかった。
ご存知の方多いのかどうかは分かりませんが、近くに旅行の際には立寄られると面白いですよ!(まぐろちゃん99/8/19<41/2017>
増田町のまんが美術館!!私も2回ほど行った事ありますが、いいトコでしょ!!
あの美術館は確か、全国の町に一億円を配られた時に建てられたものなんですよ。まんがで町おこしかな??全国的にも有名な三平を使わない手はないという感じだったと思います。まんがもたくさん置かれていて、手塚治虫先生の作品は全集で全部あるはずです。また、他の作者のもたくさんあって読むの自由なはずですよ。(おまけtopic)秋田の秘湯めぐりとはどこへ行ったのかしら??皆瀬村?乳頭温泉??秋田から、ちょっと北上すると青森県の不老不死温泉とかウェスパ椿山(ナチュラルにも出てる)とかもあって、ゆっくりするにはいいとこですよ!!本当に秋田にはたくさんのいい温泉が一杯なんです。ぜひ、みなさま来て下さい!!(もんち99/8/19<41/2024>
増田町のまんが美術館って矢口先生の作品ってかなり読めるんですかね?
(おまけtopic)秋田だと男鹿半島も良くないですか?海水浴も兼ねて行った事がありますが何か妙に懐かしくなる風景ばかりでお気に入りの所です。
ちなみに反対側の岩手県花巻もなかなかいい温泉郷です。宮沢賢治観光などで来られた際にはお立ち寄りください。さらに宮城にお越しの際は石巻の石ノ森先生関連の施設もどうぞ。(やの99/8/20<41/2034>
(おまけtopic)旅の話:私が行ったのは、川原毛地獄の大滝と泥湯温泉です。”めぐり”と言うほどではありませんが温泉の数が沢山あって、とても楽しめましたー。大滝は二度目なんです。(滝自体が、熱い温泉なんですよ。)毎年でも行きたいです。川の前に、露天風呂。脱衣所があって、川と山を見ながら入れる、野外の開放的な温泉もありました。乳頭温泉は憧れなんです。まだ、行ったことはないのですが、いつか!と期待しているんです。秋田の温泉は、すごく濃くて効能大有りですよ。
もんちさんの代わりにお答え…やの@ビッグローブさん、
矢口先生の作品、全部そろっていたと思いますよ。詳しい作品歴?も年代別にすべて網羅して、展示してありました。小学生や中学生が静かに熱中していろいろな漫画を読んでいて、涼しいし、居心地いいし一日居ても飽きないって感じでした。増田町の人がうらやましいよー。宮沢賢治記念館の”注文の多い料理店”はなかなか楽しいレストランでした。島根の水木しげるさんの生れた町に行ったことのある方、いらっしゃいますか?(まぐろちゃん99/8/22<41/2042>
川原毛地獄の大滝と泥湯温泉??これは何町、何市にあるのですか???
乳頭温泉郷の中でも、「鶴の湯」がいいですよ!!ここは全国的にも有名ですね。人里離れた奥深い山の中にあるのが、また何ともいいのです。
私も山猫軒に行った事ありますよ。宮沢賢治記念館、いいトコですよね。花巻は宮沢賢治をうまく使って町作りをしていますね。(もんち99/8/22<41/2043>
水木しげるロード:島根ではないけど、鳥取の境港(さかいみなと)、水木しげるロードのことだろうと思って書きます。
おととし行ったんですが、通り沿いに1km?ほど妖怪たちの像がありました。各妖怪たちは小さくて、大きな石の台にのっかってます。通りは海辺の普通の商店街で、散髪屋さんや履き物屋さんも店先に鬼太郎の似顔絵を飾ってます。が、それがおばあちゃんやお母さんたちが慣れぬ画を描いたってかんじでとてもよかったです。グッズはなんといっても地酒「千代むすび」の水木キャラボトルがお気に入り。行ったときにはできてませんでしたが、水木しげる記念館オープン予定地がありました。もうできてるのかな?
境港の普通なかんじがとてもよかったので、あまりあやかりストリートになっててほしくないんだけど、今はどうかなあ?船をだしてくれる釣り系の民宿が多いので、海釣りファンならいいですね。近くには大きなホテルが並ぶ皆生(カイケ)温泉がありますよ。
そうそう、富山は高岡に藤子不二雄ロードがあるんですよね?それは行ってないんだけど、同じ富山の氷見は我孫子氏の故郷で、地味ながら我孫子ロードのようになってます。氷見もすごいいい港町でした。(PEARL657 99/8/22<41/2044>
境港は隠岐(日本海の離島です)へのフェリーの港で、そのフェリー乗り場から徒歩で行けるくらいの近さに、水木しげるロードがあります。PEARL657 さんが説明してくださったように、ひなびた商店街の歩道に様々な像があり、元々そこにあったお店が各々に鬼太郎グッズを置いたりして参加しています。水木しげるロードになって、それらしく飾ったお店もあるけれど、そのままの寂れ具合のまま(笑)、ちょこっとグッズだけ置いてあるお店もあって、そのへんのかねあいが「らしく」ていいです(^_^;)。
大きな像から小さな像までいろいろですが、一反木綿などは小さすぎたらしく、何度もよっぱらいに根本から折られて持っていかれて、その度に新聞報道されてます(笑)。
水木しげる記念館は予定よりも建設が遅れて、まだ完成されていません。それでも来年か再来年あたりには完成する予定です。(祥子 99/8/22<41/2046>
川原毛地獄と泥湯温泉は、秋田県、宮城県と山形県、3県の県境あたりにあります。地図で見ると、湯沢市の下あたり。高松岳、山伏岳の登り口あたりです。栗駒も温泉、いっぱいですよね。
川原毛地獄山一帯は、硫黄鉱山の後だそうで、ガスが吹き出ていてほんと地獄のようでしたよ。大滝は地獄の下の方にあって、川原毛地獄のほうに車止めちゃうと地獄を歩くので?ちょっと大変です。大滝の近くの駐車場のほうがよろしいです。温泉の滝壷や渓流に浸かっていると、野猿の気分になれます。(やえん、じゃないよー)簡単な脱衣所がありますので、水着持っていかれるといいです。増田町も近いですよ。まー、すごく近くはないけど遠くないってことでしょうか。
PEARL657さん、祥子さん。水木しげるロード情報ありがとう!鳥取だったんですね。小泉八雲とごっちゃになりちょっと自信がなかった…失礼しました。出雲市、境港、隠岐と旅のイメージが湧いてきました。一反木綿は大きく作って欲しいですね(笑)。
ここの彫刻はいつか映像で見たことがあるけど、ありがちなまがい物じゃなくて、作った人がちゃんと愛情を込めて作った本物でいいですよね!
出雲市も隠岐も一度は訪ねてみたい場所です。出雲市と出会ったのは、諸星大二郎さんの作品の中です。隠岐と出会ったのは、大好きな詩人・吉増剛造さんの詩の中です。「隠岐は僕の盲目の時間の下にある」という詩です。”隠岐にゆく波が、あんなに自由にみえるのは、波が島にとどかなくてよいと思っているからではないのか。”こんな、くだりがあります。水木しげる記念館が、完成される来年か再来年あたり、いいですね!
富山の藤子不二雄ロードも楽しそう。漫画家のふるさとを訪ねて、旅行ができますね。
増田町のまんが美術館で気がついたのですが、新潟出身の漫画家さんって多い!富山も鳥取も、日本海側の風土って、思考とイマジネーションに訴えかけるものがあるのでしょうか?秋田も多いですね。山形はいません。ますむらひろしさんぐらいです。たぶん…(まぐろちゃん 99/8/23<41/2047>
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…No.11 心理もの…(99/11/7)
((99/11/7))過去ログ48/2385238723912392
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…No.12 肉筆回覧同人誌…(99/12/5)
((99/12/5))過去ログ50/249751/25012504250625092511251225142518
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…No.13 異世界(恋愛・冒険)もの…(00/1/23)
((00/1/23))過去ログ55/2707271127432750
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…No.14 医者もの…(00/1/23)
((00/1/23))過去ログ56/27942796-27
((00/2/6))過去ログ57/28012806-280828152818
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…No.15 泣ける(恋愛)もの…(00/1/23)
((00/2/6))過去ログ57/28142816281958/28712873-287428782880288228872896
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…No.16 子供向け漫画…(00/3/25)
((00/3/25))過去ログ61/3031-3032、3034-3036、3038-3039、3041、3044-3045、3047-305062/3051、3053-3054、3059
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NEW!!…No.17 女の子が初めは男の子に冷たくされながら でもがんばって最後は結ばれるお話…(00/5/28)
((00/5/28))過去ログ65/3207321032143220
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NEW!!…No.18 胸が痛くなるようなせつないボーイズラブ…(00/5/28)
((00/5/28))過去ログ65/3225322732293231
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