小さな恋のものがたり 巻 (2003/4up)
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【出版社】【発表年】1962年より雑誌連載、67年より単行本発売(以来一年に一冊のペースで描き続け、最近三十集を越えた)【本のサイズ】【その他】みつはしちかこ…1941年茨城県生まれ。1962年高校時代の片恋日記をもとに描いた「小さな恋のものがたり」でデビュー。大人気を博し、現在も雑誌連載中。1967年に単行本第一集を刊行、以来毎年一冊のペースで描き続けている。最近第三十集が出たそうです。それを記念して立風書房より文庫化。その他の作品「ハーイ、あっこです」(朝日新聞日曜版連載、アニメ化もした)「わたがしふうちゃん」(朝日小学生新聞連載)など
【あらすじ】
【感想】
*とにかく「分かる分かる!」って素直に思えます。恋しているときのちょっとした嬉しいこととか、とにかくほのぼので切なくって…、今の漫画にはない味です!絶対おすすめ。途中にある詩で涙が出てしまうことも。。素直にホロっときます。チッチはサリーに夢中だけど、私は岸本さんが好きだなぁ。。サリーだったら泣いてばっかりいそう(笑)(2004/1/1掲載 ゆん)
こんな作品まで掲載されているとは・・懐かしくって。たしか9巻だと思いますが、サリーが心変わりしそうになってチッチが可哀想で可哀想で・・兄と二人で泣いた思い出があります。ずっと、ほのぼの路線なのにその巻は印象的でした。結局もとの鞘におさまるんですがその後波風はたっていないんでしょうか?(2003/5
vyom)
*「アメンボみたいな女の子」チッチの、「のっぽのハンサムボーイ」サリーへの片思いの物語。といってしまえば一言ですが、いや、本当にそれだけの物語なんです。チッチの片思いを中心に描かれる、「普通の」高校生達の「普通の」青春。そこには複雑な恋愛の駆け引きやどろどろした人間関係などはなく、あるのは日常の些細な出来事から生じる喜怒哀楽。でもそれに妙に感情移入してしまう。ちょっとした出来事が大事件のように思えて動転してしまう。そんな私たちの日常そのものを漫画にしたような物語ですが、とても面白いし、合間にはさまれる作者自作の詩の数々は、思わず目を惹く作品もあり、中にはジーンとしてしまうものもあります。読むと思わずほっとする、ちょっと珍しい漫画だと思います。漫画に読み飽きたという人におすすめ。(2003/4
緋桐)