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No.577
石垣ゆうき いしがき
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MMR  全13巻 (2002/10up)  情報・感想お寄せください
【出版社】講談社【発表年】【サイズ】【その他】週刊少年マガジンに連載していたマンガ
【感想】
超常現象や現実に起きた出来事の殆ど全てをノストラダムスの大予言…いわゆる「1999年9の月、空から恐怖の大王が降ってくる」という終末予言に関連させ、純粋な少年少女を恐怖のドン底に落とし入れたかも知れないマンガ。それゆえ、1999年などとっくに過ぎ去った今では笑い話としてしか話題に昇らないというマンガ史上でもかなりユニークな存在となっている。MMR…正式名称をマガジン・ミステリー・ルポルタージュとして本当に活動していたチームであり、覚えている人がいるかどうかも怪しいが、「MMR」と題したドラマまで放映されていた事もある。そう考えれば、それなりに人気はあったマンガなのかも知れない。マンガ事体は、読者の手紙等から調査テーマが決まり、それについて一先ず一見落着になりそうな所でリーダーのキバヤシが独自に調査した情報を持ち出し、何度も人類を滅亡に追い込むというもの…しかし、このマンガにおいてそのお約束は別の意味で一番の見せ場だったのだ。キバヤシの持ち出した情報により、「1999」という文字がバァーン!!と出て来るのがたまらなく面白いのだ。例えるなら、「超能力捜査官来日」とか「徳川埋蔵金」、「○○湖の謎の生物を追え!!」なんてタイトルの番組を、「出て来る訳ねぇじゃん」と半分冷めた目で見ているような楽しさに似ている。真剣に調査をしているメンバーには申し訳無いのだが、このマンガはこういう視点から冷めた目で見るのが一番面白いのかもしれない。だからこそ、私などは未だにこの「MMR」を読み直して思わずニヤついてしまうのだ。(2002/10 霊刻堂)

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