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No.547
安孫子三和
あびこ
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みかん・絵日記
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【出版社】白泉社 【発表年】 【サイズ】【その他】花とゆめコミックス全14巻、白泉社文庫版全6巻
【あらすじ】叶夢に拾われたオレンジ色の猫みかん。彼は、人間の言葉が話せる不思議な猫で…1?(コミケイト第59号P20より)
【感想】
(2004/11up)
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中学校の頃によく読んでいた作品です。主人公のオレンジ色の猫、みかんが実に可愛い。その家族(飼い主という感じではないですね)の吐夢やパパ・ママも平凡な「少年」や「家族」のいいエッセンスのみを抽出しており、強烈ではないけどみんな魅力的でした。そのどの話も暖かいものが多く、これは将来子供などを持ったら読ませてあげたい漫画の一つだなと思いました。ほのぼの系の話だけではなく、別れや死といった、人も動物もその生きる過程において避けて通れない出来事の哀しさをちゃんと描いているところも良かったです。けれどもこの作品の良いところは、そんな哀しさすら優しさで包みこんで、明日を生きていく柔らかな光にしてしまうところなんですね。特に老猫「ギイじいさん」の話はお勧めです。苦しかったことも哀しかったことも嬉しかったことも幸福だったことも全てあわせての「ほんに、いい猫生でございました」のセリフは、涙無しには読めません。人間にも、こんな言葉を自分自身に対して言い残せる人はなかなかいないでしょう。(水)
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ネコ好きにオススメしたい本。主人公の吐夢はある日オレンジ色の猫と出会うが、なんだか様子がおかしい。じつはそのネコは喋れるネコだった!という始まり。ハートウォーミングなストーリーでいつ読んでも幸せな気分になれます。たまに深く考えさせられることも。みかんとおじいさんの話は涙無しでは語れません!(kaori)
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