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柴田 昌弘

いっぱい!!
-since 99/2/7-


● 年代別作品リスト
○ 作品の詳細
● 登場人物リスト
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ご意見ご感想、こちらまで


● 年代別作品リスト


 ○ 描きおろし作品は、そのコミックの初版年としました
1973年 白薔薇の散る海(別冊マーガレット6月号) 
魔法のラケット(別冊マーガレット11月号)
1975年 貨物船メデューサ号の秘密(デラックスマーガレット冬の号) 
クラッシュ(別冊マーガレット6月号) 
紅い牙 狼少女ラン(別冊マーガレット8月号) 
黒い珊瑚礁ー前編ー(別冊マーガレット10月号) 
黒い珊瑚礁ー後編ー(別冊マーガレット11月号)
1976年 凍った時計(別冊マーガレット1月号) 
雪の紅バラ(別冊マーガレット2月号) 
ひびわれた明日(別冊マーガレット3月号) 
ブレンド・ホット作戦(別冊マーガレット4月号) 
恋人たちの空(別冊マーガレット6月号) 
青木ヶ原心中ーみどりの少年ー(別冊マーガレット夏休み大増刊号) 
人形たちは夜にささやく(デラックスマーガレット秋の号)
1977年 大雪山の魔女(別冊マーガレット2月号) 
Gパン社長メイ(別冊マーガレット2月大増刊号) 
紅い牙Uー鳥たちの午後ー(別冊マーガレット7月号) 
レディ・シャッフル(別冊マーガレット10月号) 
クレオパトラ危機一髪(デラックスマーガレット夏の号)
1978年 紅い牙Vーさよなら雪うさぎー(デラックスマーガレット冬の号) 
紅い牙Wータロン・闇に舞うタカー(別冊マーガレット3月号)
1979年 樹氷館(デラックスマーガレット冬の号) 
わが友カロン・冬の魔犬(デラックスマーガレット2月号増刊) 
おれの人魚姫(別冊花とゆめ秋の号)
1980年 タイタニック’80(花とゆめ2号) 
海底土人8823(花とゆめ5号) 
盗まれたハネムーン(花とゆめ8号) 
未来都市バラン(花とゆめ19〜20号) 
第3の娘(花とゆめ14号) 
宗三郎・見参!(花とゆめ15号・16号) 
成層圏のローレライ(花とゆめ夏の増刊号) 
赤い仔猫は笑わない(花とゆめ23号) 
ひとりぼっちの戦争(少年少女SFマンガ大全集7号) 
枯葉の街(少年少女SFマンガ大全集8号) 
アラジンのランプ(コミック描きおろしー盗まれたハネムーンー) 
強風地帯(コミック描きおろしー盗まれたハネムーンー) 
1981年 紅い牙Vーコンクリート・パニックー(花とゆめ1〜2号) 
紅い牙VIーハトの旋律ー(花とゆめ4〜5号) 
紅い牙VIIーブルーソネットー(花とゆめ11号〜) 
宗三郎・あざみ地獄(花とゆめ8号) 
宗三郎・くるい咲き!!(花とゆめ18号) 
村祭りの夜(花とゆめ5月増刊号)  
戦闘兵アトラス(花とゆめ9月大増刊号)   
グリーン・ブラッド(少年少女SF大全集) 
ラブ・シンクロイド(少年ジェッツ10〜12月号) 
回転扉(デュオ創刊号) 
ケービング・ラリー’96(リュウ13号)
1982年 志筑クン・事情ありの午後(別冊花とゆめ夏の号) 
紅い牙番外編・Tー貘(ばく)ー(別冊花とゆめ冬の号) 
紅い牙Zーブルーソネットー(花とゆめ1〜9号・12号〜) 
宗三郎・五月雨慕情(花とゆめ11号) 
ファタ・モルガーナ(少年少女SF大全集LM) 
燃える珊瑚礁(少年キング10月8日号) 
夜の蜜蜂(WINGS2号) 
ラブ・シンクロイド(少年ジェッツ1〜12月号) 
ガレー夢幻航海(リュウ15号)
1983年 紅い牙Zーブルーソネットー(花とゆめ1〜8号・13号〜) 
紅い牙番外編・Uーワタルくんスクランブルー(花とゆめ9号) 
紅い牙番外編・Vバイエルンの火星人(花とゆめ12号) 
孤独のアダム(少年ジェッツ SFコミック号) 
ラブ・シンクロイド(少年ジェッツ1〜2号・コミコミ6〜12月号) 
柴田昌弘オリジナルメカの着想(コミコミ創刊号) 
ミッドナイト・ジャグラー(コミコミ5月号) 
回転扉U赤い夢魔(デュオ1月号) 
ワフ・ヴァレーの神話(リュウ26号) 
INTERLUDE(コミックス描きおろしー紅い牙完全版第6巻ー
1984年 紅い牙Zーブルーソネットー(花とゆめ1〜10号・15号〜) 
ラブ・シンクロイド(コミコミ1〜8号・10〜12月号) 
夫婦でマンガ家 おいしい生活!?(びーらぶペア6号) 
死刑台のグリフォス(月刊少年マガジン10月号) 
修理屋(SFマンガ競作大全集1月号) 
回転扉V冬の揺籠(デュオ1月号) 
冬に還る(花とゆめEX冬の号) 
碧い沈黙(花とゆめEX夏の号)
1985年 紅い牙Zーブルーソネットー(花とゆめ1〜7号・10〜15号・17号〜) 
ラブ・シンクロイド(コミコミ1〜3・4・6〜12月号) 
デス・トラップ(少年キャプテン1〜3号)
1986年 紅い牙Zーブルーソネットー(花とゆめ1〜5号・7〜18号) 
ラブ・シンクロイド(コミコミ3・4〜10月号)
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● 作品の詳細〜ストーリーと人物たち〜

い牙シリーズ:
「1961年5月19日。遠く忘れ去られたはるかなる過去より、恐るべき超能力を持つ呪われた血が呼び覚まされた。底知れぬ謎を秘めた古代人類の血・・。その日、少女は異端の生を受けた・・・。」


闇の組織・タロンに立ち向かう小松崎 蘭(ラン)は、狼に育てられ、古代超人類の血を引くエスパー。その「紅い牙」シリーズの感想。そして、ランと闘うタロンのエスパーたちもそれぞれに個性があるので、そのエスパーたちも紹介しながら、また、簡単な解説(私の勝手な感想のようなものですが・・。)も交えながらのコーナーです。皆さんの感想もどんどん投稿して下さい!
少女ラン 


敵:
寄木冴子
(ランの父親小松崎宋の研究仲間、寄木の娘)
パスカル(冴子に手術をされ奴隷になった、犬)
彼女の出生の秘密が明らかになり、唯一の理解者であり、暖かい存在だった父親を亡くすことになる。しかし、手術を受けながらも最後はランの側についたパスカルの存在。自然はランを味方するという証なのだろうか・・。
紅い牙II たちの午後


敵:
ハンナ
(邪悪なテレパスを使い、人々を操る)
唯一の心のよりどころ、父・小松崎宋を亡くしたランにとって大切な人物となるバードとワタルとの出逢い。タロンの存在、ランとタロンとの関わりも明かされる。これから先の話にとって重要な章になる。ワタルの信じられないような運命のはじまり。バードの死。でも、ワタルという守るものができてランは強くなっていくんだろう、とホッとしたりもした。ランが自由に力を使えないことも気にかかる。ハンナの罠だと分かっていながら、自分のためには使うことができないのに、ハンナを助けるため大勢の人の前で力を使うところなど、本当に優しい子なんだなーと、感動した。
紅い牙III さよならうさぎ


敵:
タロンのエスパー
(人々が心に潜めている憎悪などを高める力をもつ)
ひづか村の人々
ランと同じ強力なエスパー能力を持つロシア人イワンとの出逢い。イワンもまた、この能力によって苦労し人々を避け、この地にたどり着いたのだった。イワンには、真砂子という恋人がいた。タロンに追われワタルとともに逃亡している所をイワンと真砂子に助けられる。タロンは、ランをおびき出すために村の人々の心に潜む憎悪・偏見の心を増大させる。血迷った人々は、イワンを殺そうとするが、真砂子が殺されてしまう。イワンは、あまりの悲しみに去っていく。悲しみと怒りでランの紅い牙がまたよみがえっていく。イワンは、ランが得られなかった幸せを得られたかもしれない。そして誰よりも分かり合える友人に・・。
悲しい話でした。ワタルが、ランの血を輸血されたことによって、定期的に輸血を行わなければならない体になっていったのもこの先気にかかってきます。ランとワタルは、古代超人類の血によって、テレパシーで通じることもできるようになる。ランにとって、ワタルは、本当の弟になった。
紅い牙IV タロン・闇に舞うタカ


敵:
ミンガ(他人の精神にとりつき催眠・幻覚を見せその人物を支配する能力を持つ)
バードふたたび登場。人間として死んだバードは、タロンの手によってサイボーグにされていた。しかし以前の記憶はバードにはない。ランはそれでも再びバードにあえたことで嬉しかった。タロンは、ランを何とか仲間にしようと考えていた。それほどランの眠れる紅い牙は、強大だった。仲間に加わることを拒否し、追いつめられるランとワタル。バードは、記憶を思い出し、ランを助けるためミンガを道ずれに海に沈んでいった。「君を愛したバードはあの時死んだんだ」と残して・・。愛する人を二度も失う気持ちはどんなものなのだろう。ランが、「幽霊でもよかった。」とつぶやいた気持ち、胸が張り裂けそうだった。そしてランとワタルは、一体どこに行くのだろう・・。
紅い牙Vコンクリート・ニック


敵:
安曇省三(タロン系の会社 安曇セメント社長)
安曇麗子(省三の娘、人を痛めつけるのが好きな残酷な女)
浅野(安曇社長の部下、タロンのエスパーで二つの念動力を同時に使う)
この作品は、「マーガレット」から、「花とゆめ」へ舞台を変えた「紅い牙」作品。今までの紅い牙とちょっと描き方も違っていて、最初からランは出てこない。まず、ランを探す桐生仁の登場。物語は、少女と狼が、安曇セメントの工場を襲うところから始まる。その爆発で高熱を浴びながら生きている少女がランだと桐生は推測し、ランに近づく。世間では、ランが狼を操る犯人だとしているが、違っていた。安曇省三に両親を殺され自分は植物人間になってしまった逸見茂の生き霊と、仲間を奪われ住処を奪われた、狼のリーダー”ダイ”その二つの憎悪が出逢い、この事件を引き起こしていた。ランは、その憎悪を知り止めようとして巻き込まれたのだった・・。
・・・ランのまだ治らないケロイドを剥いだり、茂の妹、圭子へひどいリンチを繰り返したりする麗子の残忍さは、恐怖だった。ランがどんなに怪物的な力を持っていても、麗子の方がずっと怪物に見える。
また、30万トンにもなるギャラクシー・タワーを支えたランのサイコーパワー・・すさまじかった。
狼”ダイ”の悲しみも表現され、悲しくも心に残るいい作品だったと思う。
紅い牙VI ハトの


敵:
四条(学院の教師 タロンの一味)
三好展之(生徒会長 タロンのエスパー)
不破霜子(副会長 タロンのエスパー)
舞台は、横浜、私立王翠学院。奈留、真知、大介が登場。この先大きく関わってくる三人である。ランは、この学院の図書館員として働いている。大介、真知は、”新撰組”という暴走族グループの一員、奈留は普通の女子高生として通っていた。ランは、桐生から”プロジェクト=ダブ”ハト計画のことを聞かされ、これには、この学院、タロンが関わっていることを知り、手がかりを探るためこの学院に潜り込んでいた。ランは、奈留から、「ラボ」という授業のことを聞かされる。そしてある日、この学院に通う普通の生徒たちが、時折見せる異常な態度が気になり始めていた・・・。
これを読んだ当時は、ほんとにこんな事が可能だったら・・恐い。そんなことを思っていた。時が流れ、ある集団がそういうことをやっていると報道された。マインドコントロール。本当に恐い。無意味なものは抹殺する、それが当たり前になったら・・。この報道があったときどこかでこんな話を聞いた気がする・・そう、この話だった。
NEW!!
紅い牙VII ブルー・ソネット


敵:
ソネット・バージ(観念動力能力−テキネシス−を持つ超エスパー)
ランにとって、最大の敵ソネットが登場する。彼女は、エスパーゆえに人間としての愛情を得られず育った少女だった。その現実を捨て、自ら、タロンのサイボーグとなりランと戦うべく教育を受け、奈留や、真知のいる王翠学園に転校してくる。そのことを知ったランは、「紅い牙」の能力を自在に操れない今の自分に苦悩していた。ソネットに対抗するため、小半教授の元で訓練を始める。そこで、由里という教授の娘に出逢う。彼女もまた、千里眼を持つエスパーだった。そんな中、タロンは、ランの行方を追っていた。ランとソネットの戦いがはじまる・・。
ランとソネット、対照的のようだが、二人はよく似ている。この二人が戦わなければならないのが見ていてつらい。まだこの章では、二人は、超能力対決はしていない。三度目のバードの登場もあり、ワタル、桐生と、ランを囲む人たちの過去や現実も描かれ、これからが、本当のタロンとの戦いになる・・という序章的な章になっている。
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● 登場人物リスト


 
【ラン】 
小松崎蘭 
(こまつざき らん)
主人公。古代超人類の血をもち、狼に5才まで育てられた少女。普段のランは、普通の人より鈍くさい少女だが、怒りや悲しみが増したとき「紅い牙」が目覚め髪が赤く逆立つ。そうなったときのサイコパワーは、怪物的なものだ。古代超人類は、人間を憎み、恨んでいた。心優しいランだからこそ、この憎しみの心を解き放たないでいる鍵になっているのだ。しかし、ランには、その力を自由に使うことはできない。いつもその憎しみに満ちた紅い牙に支配されぬよう気を張り続けているランが痛ましい。
【ソネット】
ソネット=バージ
ランの最強のライバル。強力なテレキネシス(観念動力能力)を持つエスパー。アメリカのスラム街で育ち、エスパーゆえに誰からも愛されない悲しい過去を捨て自らタロンのサイボーグ戦士となる。自己防衛本能によってだされるソネットのサイコパワーは、ランの持つ力に匹敵する。心根は優しい女の子なのだが、タロンの戦士という現実からは逃れられない。のちにバードを愛するようになる。敵というより、ソネットを応援したくなってしまうほど愛らしい少女。自分の造り主、メレケス博士を父親のように慕う。
【バード】
鳥飼修一
(とりがい しゅういち)
ランの愛する人。バードもまたランを愛し、いつもランを気にかけ、支え続けている。不良と呼ばれていたが、正義感が強く、曲がったことのできない一本気な性格。腕のいいベーシストでもある。命を懸けてまでのランへの愛情は、悲しい 
までに深い。
【ワタル】  
小松崎ワタル 
(こまつざきわたる)
ある事件をきっかけにランの弟になる。バードに憧れ、信頼している。バード同様いつもランを想い助け続ける。まだ高校生なのにしっかりしている。ランと同じ運命を背負って生きているからだろう。
【桐生さん】 
桐生仁 
(きりゅうじん)
小説家。いつも夢を追い続けている少年のような人。ランの良き理解者であり、兄のような父親のような存在。ランたちと共にタロンを追う。たぶん、柴田昌弘自身、その人なのだろう。
奈留】
榛原奈留
(はいばらなる)
真知の妹。榛原家の養女。ランが特殊な能力を持つことを知ると、遠ざかっていく人の多かった中、変わらない友人としてランに接する。とても心優しい女の子。ランもまた奈留には、本当の友情を感じている。章が進むにつれて、大きく関わってくることになる。
【真知】 
榛原真知 
(はいばらまち)
奈留の姉。暴走族に入っているが、勘が鋭く賢い少女。さっぱりした姉御肌。真知もまた、奈留と共に大きく関わってくることになる。
【イワン】 ロシア人。銀色の髪。ランと同じ強力なサイコパワーを持つエスパー。タロンに恋人を殺され、姿を消した。その後ランたちと再び出逢うことになる。

 
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